夏になると、高速道路走行後だけでなく、車の上にたくさんの虫の死骸を見つけるようになります。
なぜ、車に虫が付いてしまうのでしょうか?
そして、この虫の死骸、そのまま放置すると、車が傷んでしまう恐れがあります。
今回は、虫の死骸が車に与えるダメージとその原因をまとめました。
また、コーティングなど虫汚れ防止の方法についてもご紹介していきます。
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車についた虫の汚れを放置するとどうなる?
車についた虫の死骸をそのままにすると、車の塗装部分が錆びてしまいます。
では、なぜこのような現象が起きてしまうのでしょうか?
虫が死ぬと、その体から体液が流れ出てきます。
車の上で虫が死んだ場合、その体液が、必然的に車のボディに付着してしまいますよね。
走行中も、車に虫がぶつかり、その虫の体液が車のフロントやボディーにつきます。
虫の体液の厄介な点は、タンパク質を含んでいるという点です。
しかも、粘着性があり、酸性です。
これが乾燥すると、へばりついてしまいます。
さらに、強い日差しにさらされることで、焼き付いてしまうのです。
これこそが、車を錆びさせてしまう原因なのです!
また、錆びだけでなく、変色にも繋がるので、車には大きなダメージです。
タンパク質が含まれた虫汚れは、非常に落ちにくいです。
そのため、「落ちにくくて面倒だ」と、汚れをそのままにしてしまう人も多いようです。
しかし、そのまま放置すると、汚れがどんどん奥に入り込んでしまいます。
その結果、塗装部分に穴が開いてしまったり、塗装部分が割れてしまったりします。
また、虫には、強い酸性の体液のものが多くいます。
酸性が強いと、車の塗装へのダメージが大きくなります。
塗装表面が傷んでしまい、シミになることもあるのです。
ここまで来てしまうと、もうお手上げ状態ですよね。
そのため、できるだけ早く、汚れを落としておく必要があるのです。
車に汚れがつくのはなぜ?
では、なぜ車に虫の汚れが付きやすいのでしょうか?
虫の習性として、ライトや光を反射するものに寄ってきます。
ボディーカラーが明るい車体も、虫が寄ってきやすいです。
高速道路を夜間に走行する場合は、スピードが出ているので、ライトに寄ってきた虫が衝突してつぶれてしまいます。
そして、虫の体液が車に付いてしまうのです。
さらに、夏特有の原因がプラスされます。
夏に増える車の虫汚れの原因について触れていきます。
1つ目は、夏の猛暑によるものです。
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夏は、外を飛び回っている虫が、猛暑に耐えきれずに死ぬことがよくあります。
その死骸の落下地点が車の上だった、というケースがとても多いのです。
特にここ何年かは猛暑が続いているので、この現象が増えてきています。
この死骸を放置すると、虫汚れがこびり付いてしまうのです。
2つ目は、車のボディの温度です。
実は車の上は、虫にとって、格好の休憩場所です。
しかし、車のボディは、熱くなりやすいですよね。
この熱さで、車の上で休んでいた虫が死に、そのまま死骸が汚れとなって付着します。
車の虫汚れ付着を防止するには?
車に虫の汚れが付着しないようにするために、普段から汚れ防止を行っておきましょう。
オススメの方法は、車のボディのコーティングです。
フッ素やワックスコーティングという方法になります。
これを行うことによって、虫汚れがこびりつきにくくなります。
市販のコーティング剤やシリコンスプレーを塗布します。
方法としては、車を洗車後に、コーティング剤を塗り込むように塗布します。
シリコンスプレーは、車体に吹き付けて布で伸ばして塗布します。
より高い効果を期待する場合は、プロの業者にお願いするのも良いでしょう。
ただ、こちらは、車種やコーティングの内容にもよりますが、5万円前後の費用がかかってしまいます。
この費用が、高いか安いかは車所有者様の考え方次第でしょう。
虫がこびりつく被害に遭う機会が多い場合は、高い買い物とまでは言えないかもしれません。
コーティングをすると、虫汚れがついても、水で洗い流すだけでOKです!
ただし、虫汚れが付着したら、その日のうちに必ず水で洗い流してくださいね。
放置してしまうと、コーティング剤との化学変化で、シミになる場合があります。
また、コーティングまではと思われるなら、高速道を走る直前にワックス洗車をしておくとよいですよ。
これだけでも、虫汚れが付着しにくくなり、こびりついた虫の死骸を除去するという手間が多少は省けます。
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▼ 車についてしまった虫汚れの落とし方は、
こちらの記事をどうぞ。
『虫の死骸の車へのこびりつきは洗車機で落ちる?簡単に落とす対策は?』
さいごに
夏は、車に虫がつきやすくなります。
そうしてついた虫汚れは、車の塗装を錆びさせてしまうので厄介です。
放置すればするほど、後が大変なことに…
なので、汚れに気づいたら、できるだけ早く落とすようにしてくださいね。
また、車をコーティングしておくと、虫汚れがつきにくく落ちやすいボディになります。
このような汚れ防止の方法も、ぜひ取り入れてみてください。
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