「にんにく」を買ってしばらく置いていたら、スカスカになっていること
がありませんか?
なぜ、スカスカになってしまうのでしょうか?
また、「にんにく」を、買った時と同じ状態で保存するにはどうした
ら良いのでしょうか?
常温・冷蔵・冷凍など、どの方法が適しているのでしょうか?
今回は、「にんにく」を、スカスカにせずに上手に保存する方法について
お話していきます。
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にんにくを保存するとスカスカになるのはなぜ?
最初に気になるのは、「にんにくを保存すると、なぜスカスカになるのか?」
ということですよね。
実は、「にんにく」は、意外にも水分含有量が多いのです。
そんな「にんにく」を保存していると、時間の経過とともに水分が失われて
いきます。
さらに、長期保存でその水分が蒸発すると、「にんにく」がしぼんでいって
しまいます。
その結果、「にんにく」の体積が小さくなって、スカスカになってしまうの
です。
でも、これは「にんにく」に限ったことではなく、根菜類にはありがちな話
のようです。
「にんにく」同様、長期保存するとスカスカになる根菜も多いのです。
にんにくの保存を常温でする上手な方法は?
では、「にんにく」をスカスカにさせることなく、常温で保存するにはどうし
たら良いのでしょうか?
まず、「にんにく」は袋から出して、皮つきのまま、ネットなどの風を通しや
すいものに入れましょう。
そして、日陰の風通しの良い場所に、吊るすようにして保存しましょう。
「日陰」と「風通しの良い場所」の2点が、常温保存の大きなポイントです。
「にんにく」は、” 高温多湿 ” が苦手です。
暑い場所に置くと蒸れてしまって、「にんにく」内部の水分が蒸発しやすくな
ります。
また、夏の暑い日は、日陰&風通しの良い場所に保存していても、蒸れやすく
なります。
なので、梅雨時期以降の暑い時期だけは、「にんにく」を常温保存することは
避けてくださいね。
ちなみに、「にんにく」を常温で上手に保存すれば、1ヶ月くらい
持たせることができます。
また、「常温」といっても、具体的に何℃くらいまでOKなのかわかりません
よね。
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「にんにく」を保存する場合は、「15~25℃」くらいが「常温」だと考えて
ください。
「にんにく」は、気温が高いと、芽が出てきてしまいます。
芽が出ても、食べるのには問題ありませんが、風味が劣ったりします。
「にんにくの芽」も食べられますが、焦げやすいので、調理の際には火加減に気を
付けてください。
にんにくの保存で長期OKなのは?
では次に、「にんにく」を、できるだけ長期間持たせるための保存方法
について見ていきましょう。
「にんにく」を長期保存するためには、できるだけ温度の低い場所に
保存しましょう。
冷暗所や冷蔵庫のチルド室で保存すれば、2ヶ月くらい
保存が可能です。
そして、冷暗所や冷蔵庫のチルド室での保存方法です。
まずは、「にんにく」を新聞紙かキッチンペーパーで軽く包みます。
「にんにく」は、湿気に弱いので、必ず新聞紙などで包んでください。
これで、カビの発生を抑えることができます。
次に、紙などで包んだ「にんにく」を、ポリ袋に入れた状態で保存
しましょう。
このようにすると、傷みにくくなります。
また、包んでからポリ袋に入れることで、臭いが漏れにくくなります。
冷凍で保存することもできますが、冷凍すると風味が落ちる
可能性があります。
なので、やはり「冷暗所」か「冷蔵庫のチルド室」がオススメです。
さらに長期間保存したい場合は、オリーブオイルや醤油などに漬けましょう。
漬ける方法は、1片ずつに分けて、皮と芯を取り除き、半分に切ります。
そして、水分をしっかり拭いてから、オイルや醤油に漬けます。
この保存方法なら、半年以上保存が可能です。
さいごに
間違った方法で「にんにく」を保存すると、水分が蒸発してしまいます。
「にんにく」は水分含有量が多いので、水分が蒸発するとスカスカに
なってしまいます。
そうならないようにするためには、常温保存の場合、風通しの良い日陰
に吊るしましょう。
さらに、もう少し長く保存するためには、「冷暗所」か「冷蔵庫のチル
ド室」がオススメです。
この場合、「にんにく」を紙に包み、それをポリ袋に入れて保存するよ
うにしてくださいね。
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