春は「山の幸」が美味しい季節です。
なかでも、大人から子供まで人気なのが、「たけのこ」でしょう。
掘りたての「たけのこ」は、香りが良く、やわらかく美味しいですよね。
この「たけのこ」の良い香りは、春ならでは。
でも、「あく抜き」してもえぐみが残っていると、美味しくいただけません。
「たけのこ」のえぐみを残さない上手な「あく抜き」は、どうすれば良いの
でしょうか?
今回は、「たけのこ」のえぐみなく「あく抜き」する簡単な方法と、えぐみが
残った場合の対処法についてご紹介します。
「あく抜き」後の保存についてもお話していきます。
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たけのこのえぐみを残さないアクの取り方!
「たけのこ」は、新鮮なものにはアクもえぐみも少ないです。
掘ってからの時間が経つほど、アクもえぐみも強くなっていきます。
なので、掘った「たけのこ」は、すぐに「あく抜き」することが重要です!
このようにすると、とてもやわらかくて美味しく食べることができます。
えぐみを残さない上手な「あく抜き」は、” 掘りたてをすぐに!”
というのが最大のポイントです。
2~3時間でも放置してしまうと、味も落ちてしまいます。
掘ったらすぐに「あく抜き」できるように、予定を調整してみてください。
また、大きく成長した「たけのこ」も、アクとえぐみが強くなっています。
そして、日に当たる場所の「たけのこ」も同様です。
「たけのこ」を掘る際は、日陰の小さめのものを選びましょう。
美味しい「たけのこ」を、” 穂先 ” で判断することもできます。
「たけのこ」の穂先は、段々と青みを帯びていきます。
若い「たけのこ」を選ぶには、穂先が黄色っぽいものが良いです。
掘ってすぐの「たけのこ」なら、” 水 ” だけで「あく抜き」ができます。
一般的には、皮つきで茹でますが、ここでは皮を剥いてあく抜きします。
皮を剥いてから茹でるので、茹でた後は冷まして、洗うだけでOKです。
では、「たけのこ」の簡単な「あく抜き」の方法をご紹介します。
(1)大きめの鍋を用意します。
(2)たけのこの皮を剥きます。
(3)用意した鍋に(2)のたけのこを入れ、かぶるくらいの水を入れます。
(4)火にかけ、ぐらぐらと煮立ってから、約1時間茹でます。
(5)火を止め、そのままの状態で完全に冷まします。(一晩~半日程度)
(6)鍋からたけのこを取り出し、よく洗います。
これで、えぐみない「たけのこ」に茹で上がります。
ところで、「たけのこ」のえぐみって何なんでしょうか?
実は、この「えぐみ」は、「アク」と同じ成分なのです。
つまり、「えぐみ」=「アク」ということになります。
「たけのこ」の「えぐみ」は、掘ってから時間が経つうちに強くなって
いきます。
ですから、「えぐみ」のない「たけのこ」を食べたいなら、
” 掘ってすぐにあく抜きする”というのがとっても大切なのです。
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では、時間が経ってしまった場合は、どうすれば美味しく食べられるの
でしょうか?
この場合は、” 水だけ ” ではなく、” お米 ”
を加えて「あく抜き」をすると「えぐみ」を取ることができます。
より簡単に「あく抜き」したい場合は、” 重曹 ” を使うと
確実でしょう。
時間が経っている「たけのこ」の「あく抜き」の方法は、先程ご紹介した
方法とはちょっと違います。
(2)皮のまま、大きめの鍋に入れて、かぶるくらいの水を入れます。
(3)お米 大さじ3 と鷹の爪 2本を加え、約1時間茹でます。
(4)火を止め、そのまま冷まします。
(5)半日程度放置した後に皮を抜いて、完了です。
重曹を使用する場合は、水2Lに対して重曹を小さじ2杯程度
入れて茹でてください。
▼ たけのこが大きい場合のあく抜き方法はこちらをどうぞ。
『たけのこのあく抜き 大きい場合はどうする?茹でる方法と保存方法』
たけのこのえぐみがとれない場合は?
「たけのこ」は、” 新鮮なうちに茹でる” ことが、アクとえぐみを
残さない秘訣です。
そして、時間が経ってしまっていても、上手に「あく抜き」すれば
美味しくいただけます。
ですが、それでも、「えぐみ」が気になる場合は、調理方法を工夫
してみましょう。
ゴマ油で炒めたり、炊き込みご飯にすると、「えぐみ」を感じにく
くなります。
また、バターで炒めるのもおすすめです。
バターで炒めることで、風味が増して、美味しくいただけますよ。
たけのこのあく抜き後の保存は?
「たけのこ」を美味しく食べるには、” 掘ってすぐにあく抜きする”
ことが大切としつこくお伝えしてきました。
” 掘ってすぐ” ということは、一度にたくさんの「たけのこ」を
「あく抜き」する場合が多いのではないでしょうか。
「あく抜き」した「たけのこ」を、すぐには食べきれない場合は、
上手に保存しましょう。
まずは、茹でただけの「たけのこ」の保存方法です。
「たけのこ」が十分に水に浸かるように、保存容器に入れ、冷蔵庫
で保存します。
約1週間保存ができますが、水は毎日替えましょう。
さらに長期で保存したい場合におすすめなのが、
” 味付けして煮たものを冷凍する ”
という方法です。
味付けしていない茹でただけの『たけのこ』を長期保存したくて冷凍
すると、食感が悪くなります。
しかし、味を付けたものは、多少食感は悪くなりますが、冷凍しても
美味しく食べることができます。
お弁当のおかずにもぴったりなので、お弁当用に小分けにして冷凍し
ておくと便利でしょう。
冷凍した「たけのこ」は、冷凍のまま、軽く煮直したり、炒めたりし
て使えます。
さいごに
しつこいようですが、「たけのこ」は、” 掘ってすぐにあく抜きする”
ことが肝心です。
えぐみなく上手に「あく抜き」した「たけのこ」の、やわらかな食感と
春だけの香りをぜひとも堪能してくださいね。
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