寒い冬が終わり、これからの季節はどんどん気温が上がります。
そうなると、洗濯物が乾きやすくなります。
特に、お子さんがいるご家庭にとっては、嬉しい時期になりますね。
しかし、洗濯物といっても、その洗濯物には色々な種類があります。
パパのワイシャツや、お子さんの洋服、靴下など、一緒に洗っていますが、それぞれ
素材も色も違うもの。
そんな洗濯物を外に干して、取り込んでいるときに「あれ?」と思うことがありませんか?
そうです、「色あせ」です。
今回は、洗濯物が「色あせ」する原因と防ぐコツをご紹介していきます。
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洗濯物の干し方で色あせ!?原因はなに?
洗濯物をどれも同じように外に干して、お出掛け♪
そして、夕方に取り込んだりしますよね。
そんな洗濯物を見てみると、しっかり乾いているのですが、「なんか色が・・・」なんて
経験ありませんか?
特に、夏の暑い時期は、長時間外に出しっぱなしにして置くと、簡単に「色あせ」してしまう
のです。
まだ淡い色ならそんなに目立たないのですが、紺や黒などの濃い色は色あせが目立ってしま
うんですよね。
そもそも、どうして洗濯して外に干しただけで、衣類は「色あせ」してしまうのでしょうか?
その理由は、「紫外線」と「汗」にあります。
実は、「紫外線」は、色の分子を分解し、色の構成を破壊する力を持っています。
私たちのお肌が、「紫外線」により赤くなったり黒くなったりするのはこのためです。
さらに、私たちの体から発生する「汗」の成分にも、色の分子を分解する成分が含まれてい
ます。
なので、この2つがしっかりと揃う夏場には、特に洋服の「色あせ」が起こりやすくなって
しまうのです。
汗をかきやすい「えり」や「脇」「背中」などが、「色あせ」しやすいのは、このためです。
ちなみに、「黒」や「紺」って、「色あせ」すると” 赤っぽく” なりますよね。
その理由は、どの色も、色の三原色である「青・黄色・赤」を組み合わせて作られているため
なのです。
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この三原色の中で「青」が一番退色しやすく、「赤」は退色しにくいという特徴があります。
「黒色」の中にも、「赤」と「青」「黄色」が含まれています。
ですから、「色あせ=元の色が薄くなっていく」のではなく、「退色しにくい赤が残っていく」
のです。
洗濯物の干し方で色あせを防ぐコツは?
そんな恰好悪い「色あせ」。
なんとかしたいですよね。
でも、洗濯して干さないとまた着られないし、一体どうしたらいいのでしょうか?
まず、干す前のひと工夫。
洗濯洗剤などには、蛍光増白剤を含まない「中性の洗剤」をチョイスしましょう。
その理由は、アルカリには色を分解する力があるからなんです。
” アルカリ性” は洗浄力は強いのですが、その分色も落としてしまうんですね。
よくドラッグストアやスーパーなどで売られている洗剤は、この”アルカリ性”のものが
多いです。
購入する際は、よく注意して選んでみてくださいね。
洗う時にも、ひと手間かけましょう。
「色あせ」を防ぎたい大切な洋服などは「手洗い」をしましょう。
洗濯機で洗う場合は、洋服を裏返し、ネットにたたんで入れると効果的です。
また、洗濯機で長時間回さないようにすることも大切です。
洗濯が終わったら、出来るだけ早く干すようにしましょう。
そして、いちばん重要な干す作業です。
洗濯物は、紫外線に直接あたることを防ぐため、” 裏返した状態で” 干しましょう。
また、直射日光の当たらない、風通しのよい日陰に干すのもいいですね。
そして、乾いたら、出来るだけ早く取り込みましょう。
こうのようにすると、「色あせ」を防ぐのに効果的です。
さいごに
いかがでしたか?
洋服の「色あせ」って、「紫外線」や体から出る「汗」が原因だったのです。
だからといって、この2つを完全にシャットアウトすることはとても難しい・・・。
特に、夏場は、「紫外線」も「汗」も絶対防ぎきれません。
ですので、お洗濯の際には、ご紹介してきたポイントをしっかり守ってみてください。
そして、お気に入りの洋服を「色あせ」から守ってあげましょう。
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