令和6年の夏は米不足が深刻化しています。スーパーの米売り場は空っぽの状態が続いている店舗もあります。
品薄状態が解消され、米を買えるようになるのはいつなのか?
なぜ、米が品薄なのかについてお伝えします。
また、米を節約するアイデアも紹介します。
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米はいつ買える?
この記事を書いております筆者は、地方のスーパーに勤務しておりますが、8月後半になってから米の品薄な状態が続いています。
入荷したものを店頭に並べると午前中のうちに売り切れてしまいます。
そして、お客様からは「いつ米が入るのか?」とよく聞かれます。
店舗に確認しても「入荷未定」との返答。
そこで、調べてみると、「9月中旬」には買えるようになるのでは予想されています。
これは、新米の販売が始まるためです。
鹿児島や熊本などの九州産や茨城産などの新米はすでに出荷が始まっています。さらに、全国的な米の産地の新米も出荷が始まるので、9月中旬には購入できそうだと考えられています。
では、今すぐ購入したい場合はどうすれば良いのか?
中小規模のスーパーは在庫がないようですが、ただ、有るところには有るようです。大型のスーパーでは在庫があるところも有るとのこと。
ですが、その店舗を探すのは大変。
このような時に便利なのが、ネット通販です。
Amazonでは、まだ購入可能です。ただし、値段が高騰しています。
例えば、福岡県産の米5㎏が「6,980円」とか。
そんな中、購入しやすい価格の米がありました。無洗米は購入しやすい価格となっています。
無洗米を食べ慣れていない方にとっては、最初は抵抗があるかもしれません。ですが、お米を洗わずに炊けるので時短になります。味も美味しいですよ。
米を今すぐにでも購入したい方は選択肢のひとつにしてみてください。
米が品薄の理由
では、なぜ米が品薄なのでしょうか?考えられる理由は以下の通りです。
■ 小麦の値上がり
■ 政府による生産調整
■ 訪日外国人増加による消費増加
■ 地震による買い占め
昨年(2023年)は、猛暑と水不足により、米の有名な産地でやや不作でした。暑さに弱い品種では2割程度収穫量が少ないといったケースもありました。
そして、物価高が続いていますが、小麦もそのひとつです。パンなどが値上がりしている一方で、米の値上がりは緩やかだったので、米の消費が増加したと考えられています。
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政府による減反政策の影響も大きいとされています。米の生産(供給)を抑えることで、米の価格を上げて農家を支援するといった政策ですが、これにより、生産量が減り、さらに農家の高齢化なども影響しています。
また、コロナが落ち着き、海外から多くの人が来日しています。これに伴い、外食での米の消費が増えていることも米不足の要因と考えられています。
さらに、「南海トラフ地震臨時情報」です。これに備えて、米を購入する人が増えたことも原因のひとつです。スーパーでは、水を購入される方が多かった為、水も入荷が不安定となっています。
このような要因が米の品薄状態を招いています。
米の節約アイデア5選
米を普通に購入できるようになるまで、今ある米を節約するためのアイデアを紹介します。
➀雑穀米にする
白米にもち麦や麦を混ぜるとカサ増しできます。
雑穀を加えることで、もちもちした食感になったり、しっかり噛んで食べるといった健康によい変化も楽しめます。
➁芋をプラス
さつまいもを米と一緒に炊いて「さつまいもご飯」にすると、米を節約できます。
さつまいもは食物繊維がたっぷりで、食べ応えもあるので、少量でもお腹いっぱいになります。
また、じゃがいもを料理に積極的に取り入れるのもおすすめです。
「じゃがいものガレット」などにすると、これだけでボリュームあるので、白米は少しで済みます。
➂もち米でおこわ風
米は売り切れでも、もち米は購入できる場合があります。もち米を混ぜたおこわ風にすると、米の消費を抑えられます。
もち米を混ぜることで、つやが出て、食感が良くなります。
ただし、もち米を混ぜる時は、水の量に要注意です。米を炊く時に必要な水の量は、1合=200ccです。もち米だけを炊く時に必要な水の量は、1合=150ccです。米ともち米を1合ずつ混ぜる場合は、単純に計算して350ccの水で炊きます。古米を使うときは、これよりもやや多めの水で炊くとパサつかないでしょう。
➃麺類にする
うどんやパスタにして、米の消費を減らします。
どうしても「米も食べたい!」という方は、麺類に小さめのおにぎりをプラスすると満足感を得られるでしょう。
➄お好み焼きにチヂミにする
麺類が多くても飽きてしまいますよね。そんな時は、お好み焼きやチヂミがおすすめです。野菜をしっかり加えたお好み焼きなどは、手軽に作れてお腹いっぱいになります。
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米が品薄な状態が解消するまでは、お米を節約する料理で乗り切りましょう。
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