夏野菜のトマトには栄養たっぷり!育て方は?元気に過ごせる料理は?

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近頃は、スーパーなどで一年中見かける「トマト」
ですが、本来は、夏が旬の野菜です。
「トマト」には、栄養がたっぷりで、夏バテにも
効きそうです。
今回は、「トマト」の栄養と育て方などについて
ご紹介します。

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夏野菜のトマトには栄養たっぷり!

それでは、トマトの栄養についてみていきましょう。
トマトには、次のような栄養があります。
効果も併せてご紹介します。

★『リコピン』

・カロチノイドの一種
・抗酸化作用があり、老化防止やガン予防に効果がある。
・紫外線から身を守る効果が高く、シミやくすみを抑制。
・動脈硬化など生活習慣病を予防する働きがある。
・加熱すると効率よく摂取できる。

★『ベータカロテン』

・体内で「ビタミンA」に変化する。
・肌荒れや老化を防ぐ。

★『ルチン』

・血圧を安定させる働きがある。

★『カロチン』

・網膜を補強し、肝臓の細胞を再生するのに役立つ。

★『ビタミンC』

・鉄やカルシウムの吸収を良くする。
・抗酸化作用がある

★『カリウム』

・体内の余分な塩分を排出して、高血圧予防に効果がある。

★『ビタミンA』

・抗酸化作用がある

★『グルタミン酸』

アミノ酸の一つで、旨み成分である『グルタミン酸』が多く
含まれている。
スープに加えたり、煮込んで使うことによって他の食材の旨
みを引き立てる。

(その他)

★『ビタミンE』
★『ビタミンB群』
★『マグネシウム』
★『カルシウム』
★『鉄』
★『亜鉛』
★『セレン』

◎トマトの酸味にはクエン酸やリンゴ酸などが含まれており、
 これらは疲労回復にも有効です。
 また、トマトの酸味は、胃液の分泌を促進して食欲を増進
 させ、タンパク質の消化を助けます。
 さらに、胃のむかつきを抑えてくれる効果があります。

◎体を冷やす効果もあり、熱中症の予防にも役立ちます。

◎メラニン色素の生成を抑え、皮膚の新陳代謝を高めて、紫
 外線に強い皮膚を作る栄養素であるビタミン・ミネラル・
 アミノ酸などを豊富に含んでいるので、日焼けを予防して
 くれます。

◎脂肪の燃焼を助ける効果があり、中性脂肪の値を下げてく
 れます。

◎血液をサラサラにする効果があり、脳卒中を予防してくれ
 るといわれています。

※トマトジュースでもこれらの効果を得られます。
 無塩タイプがおすすめです。

(美味しいトマトの選び方)

・へたがピンとして、しなびていないもの。
・全体に均一に色がついており、実の締まったもの。
・赤く熟しているもの。

(調理のポイント)

・スープや煮込み料理にする時は、皮と種を取り除きましょう。
・皮むきは、トマトの下部に浅く十文字の切り込みを入れ、
 さっと湯通しして、冷水につけると簡単に取り除けます。
・生で食べる場合は、食べる直前に切ると、栄養価が損なわれ
 ません。

(保存法)

・完熟したものは、穴あきのポリ袋などに入れて冷蔵庫で保存し
 ましょう。
・まだ完熟していないものは、常温においておくと、甘味が増し
 ます。

夏野菜のトマトの育て方は?

「トマト」は、ナス科の植物です。
ナス科の植物は、毎年同じ場所で栽培すると、病気が出やすく
なる「連作障害」を起こします。
また、トマトは、雨に弱く、実に雨が当たると、割れが入って
しまったり、梅雨時期の高温多湿の天気が続くと、うどんこ病
などの病気が出やすくなります。
よって、初心者の方には、「ミニトマト」がおすすめです。
普通のトマトより、生命力が強くて育てやすいので人気があり
ます。初心者の方は、苗から育てると良いでしょう。

(ミニトマトの栽培方法)

苗の植え付けの時期:4月下旬~5月中旬
収穫の時期:7月上旬~8月下旬

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(1)プランターの底に、底石を敷き詰めます。
  プランターの内側の線まで培養土を入れます。

(2)苗を、プランターの中心に植えます。
  2株以上植える場合は、株間は35~40cm程度にします。
   根の周りに土をかぶせ、土が減ったらその都度足します。

(3)植え終わったら、水をたっぷり与えます。

(4)芯止まり性の品種は、第2花房が出ると主枝の伸びが極端に
   鈍ります。
   第1花房直下のわき芽は、強く伸びるので残します。
それより下のわき芽は摘み取りましょう。
  
芯止まり性でない品種は、1本仕立てにします。
発生するわき芽は、すべて早めに摘み取って、
主枝だけを伸ばします。
特に花房直下のわき芽が強く伸びるので、その摘み
取りは早めに行います。
苗が倒れないように、主枝に支柱を立てましょう。
茎が太くなるので、ゆるめに結んでおきましょう。

※芯止まり性の見分け方
・第一花房の出ている苗を見て、次の花房までに葉が
何枚あるか調べる
  葉が1~2枚…芯止まり性(プチトマトなど)
  葉が3枚ある…芯止まり性ではない(千果など)

(5)第1果房の果実が色づきはじめたころに1回目の追肥をします。
   その後は、20~30日おきに、化成肥料を『1㎡当たり20g』
   を目安に2~3回追肥します。

(6)雨による裂果を防ぐには、梅雨時には、ビニールで雨よけを
すると効果があります。
  ※私のご近所の方は、要らなくなった傘で雨を防いでおられ
ました。  

(7)実が赤く熟したら収穫します。熟し過ぎると、裂果しやすく
   なります。
   朝の涼しいうちに収穫し、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。

ミニトマトは日差しを好みます。
ベランダや窓際など、日差しがあり風通しのいい場所に
プランターを置きましょう。

夏野菜のトマトで元気に過ごせる料理は?

「トマト」には、抗酸化作用のあるビタミンAとCがたっぷりです。
ビタミンEと一緒に取ることで、より強力な抗酸化作用が期待でき
ます。ビタミンEが豊富な「オリーブオイル」を使った料理がおす
すめです。

「ミニトマト」は、朝食で手軽に食べる事ができます。食物繊維
も含み、血糖値のコントロールやコレステロール値を抑える効果
もあるので、毎日摂っていただきたい野菜の一つです。

「ミニトマト」が、上手に育ち、たくさん収穫出来たら、
『ブロッコリーとミニトマトのバジル卵炒め』などいかがで
しょうか。

『ブロッコリーとミニトマトのバジル卵炒め』

(材料:2人分)

・ミニトマト  6個
・卵      2個
・ブロッコリー 1/2株
・バジル    10枚 
・にんにく   1/2かけ
・ナンプラー  小さじ1
・塩、こしょう 少々
・オリーブオイル 大さじ1/2

① 小房に分けたブロッコリーを、固めに塩ゆでして、
 水気を切る。
 ボールに卵を割り入れ、塩少々を加えて混ぜる。
 にんにくは、薄くスライスしておく。
② フライパンに、オリーブオイルとにんにくを入れて
 熱し、にんにくの香りがしてきたら、ミニトマトを
 入れて炒める。 
 ミニトマトの皮がはじけたら、卵を加えて軽く混ぜ
 て炒める。
③ 卵が半熟になったら、ブロッコリーを入れてさっと
 炒め、ナンプラー、塩、こしょうで味をととのえる。
④ バジルの葉を手でちぎって加えて、手早く混ぜる。

※「トマト」+「オリーブオイル」のメニューで、
 抗酸化効果大です。

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まとめ

「トマト」は、夏の暑さでの体力消耗にも対抗できる
栄養素を含んでいます。
また、夏は、紫外線や暑さのストレスなどにより、活性
酸素のダメージを受けやすい季節です。
抗酸化作用のある野菜である「トマト」は、しっかり摂
りたいですね。
ご自分で大切に育てたミニトマトを、内側からキレイで
健康的な身体作りにお役立てください。

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