乾燥シーズンは、色々な布類に静電気が起こりやすくなります。
洋服だけでなく、「毛布」にも激しい静電気が起きることがありますね。
では、「毛布」の静電気はなぜ起きるのでしょうか。
そして、「毛布」の静電気を除去することはできないのでしょうか。
ここでは、「毛布」の静電気の原因や対策についてお話していきます。
スポンサーリンク
毛布の静電気は素材が原因?
「毛布」には、静電気が残りやすい素材と、残りにくい素材があります。
合成繊維を使った毛布には、基本的に静電気が残りやすい傾向があります。
合成繊維の毛布の例としては、アクリルやポリエステルです。
最近は合成繊維でできた毛布が増えたので、静電気を感じる人も増えたようです。
では、ウールなどの天然繊維の「毛布」なら、静電気は残らないのかというと、そうでは
ありません。
静電気が起きる原因は、「物と物との摩擦」です。
物同士が摩擦を起こした時、どちらか一方が静電気が残りやすい素材だと、静電気が起こり
ます。
「毛布」が天然素材でも、「シーツやパジャマなど」が合成繊維という
場合もありますよね。
この場合、天然繊維の毛布を使っても、静電気が起きてしまうことが多いようです。
また、静電気は、「乾燥した環境で起こりやすい」傾向があります。
湿気があれば、その水分の流れに乗り、静電気は外に逃げてしまいます。
しかし、周りが乾燥していると水分がないので、静電気がそのまま停滞してしまいます。
そのため、毛布を乾燥した場所に置いておくと、素材に関係なく、静電気が起きやすくなります。
毛布の静電気を除去する方法や対策は?
では次に、「毛布」の静電気を除去したり、起こりにくくしたりする方法をご紹介します。
まず、寝室に「加湿器」を置き、室内が乾燥しないようにしましょう。
スポンサーリンク
部屋の中にある程度の湿気があれば、毛布の中に残った静電気は外に逃げていきます。
1日中加湿する必要はありませんが、寝る1~2時間前は加湿するといいですね。
次にオススメしたいのは、「静電気防止スプレーを使う」という方法です。
ドラッグストアにある、衣類専用の「静電気防止スプレー」を毛布に吹きかけてみましょう。
「すぐに静電気が外に放出されていく」と、多くの方々から評判の方法です。
また、時間に余裕があれば、「柔軟剤」を入れて毛布を洗濯するのもいいですね。
「柔軟剤」には、静電気を防止する成分が入っており、毛布の表面に、静電気を逃がすための層
を作ります。
それによって、毛布の中に残った静電気が外に逃げていきますよ!
最後にオススメしたいのが、「掛け布団の上に毛布をかけて寝る」という方法です。
毛布が直接体に触れることで、体との摩擦が起こります。
その結果、静電気をより強く感じてしまうようになりますよね。
そこで、あえて最初に掛け布団をかけ、その上から毛布をかけるようにしてください。
そうすれば、体との摩擦も接触もなくなるので、静電気を感じることもなくなります。
実は、この「掛け布団(※)の上に毛布をかけて寝る」という方法は、静電気対策になるだけでなく、
快眠につながる布団の掛け方でもあるのです。(※)・・・ 掛け布団が羽毛の場合
静電気が気になる以外にも、ぐっすり眠れないようなら、ぜひ、試してみてください。
さいごに
「毛布」の素材が合成繊維だったり、周りが乾燥していたりすると、静電気が残りやすくなります。
また、天然繊維の「毛布」でも、条件によっては、静電気が起こることがあります。
そのため、乾燥を防止したり、体との摩擦を避けるなどの工夫が必要です。
「毛布」の中に残った静電気をゼロにすることは、残念ながら簡単ではありません。
スポンサーリンク
でも、工夫次第で、静電気を感じることなく、快適に眠れるようになりますよ!
関連記事