「カメムシが多いと大雪が降る」
そんな噂を聞いたことはありませんか?
でも、この噂の根拠や信ぴょう性はどうなのでしょうか。
ちょっと気になりますよね。
そこで、カメムシの大量発生と雪との関係について調べてみました。
また、カメムシの発生時期や活動時期、活発に動き出す気温などについても
触れていきます。
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カメムシが大量発生すると雪が多い?
実は、昔から、「カメムシが大量発生すると大雪が降る」という言い伝えが
あったようです。
特に西日本でよく言われていたそうです。
実際、「カメムシが大量発生した年に雪が多かった」という記録も残ってい
るそうです。
しかしながら、これはただの言い伝えで、科学的根拠はないとされてい
ます。
そのため、今のところ、「偶然が重なっただけ」という説が有力であるよう
です。
でも最近は、「異常気象によって、カメムシが人間の住処に大量発生した」
という報告もあります。
異常気象によって、カメムシが元の住処を追われ、人間が暮らすエリアに
進出してきてしまったのですね。
異常気象の現象の中には、極端な大雪も含まれます。
異常気象でカメムシが大量発生し、その異常気象の一環で大雪となること
はありえるということです。
そのため、「カメムシと大雪は全く関係がない」とは言い切れない部分も
あるようです。
ただ、「カメムシが原因で大雪が降った」という因果関係はありません。
カメムシの発生時期は?
では次に、カメムシはいつ発生するのか、その時期についてお話していき
ます。
カメムシは、1年に2回発生時期があり、4月と9月に発生します。
それぞれの時期の前には、産卵期や繁殖期がありますが、寒い場所では
繁殖できません。
そのため、カメムシは産卵前、温かい場所を求めて大移動するようです。
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では、カメムシが活発に活動する時期は、具体的にはいつ頃なのでしょうか。
カメムシの活動時期は、4~8月頃と、10~11月頃となります。
4~8月に活動するものは、主に、その年の前年に生まれたカメムシです。
そして、10~11月に活動するものは、その年に生まれたカメムシらし
いです。
カメムシは年に2回も発生するので、活動時期も頻繁に巡ってくるのですね。
さて、先ほど、「カメムシは寒い場所が苦手で、暖かい場所を好む」とお話
しました。
では、カメムシが活発に活動する気温は、どのくらいなのでしょうか?
カメムシは、気温が15℃以上になると活動を始めます。
そして、20℃を超えると大量発生し、さらに活発化するようです。
この気温から、春先からはすでに、活動を活発化することが分かります。
また、夏になると、カメムシが好む気温となるため、夏は特にカメムシに
用心した方が良さそうです。
個人的には、猛暑が落ち着いた頃に多く見かける印象があります。
とはいえ、寒い時以外は見かける可能性があるということですね。
さいごに
「カメムシが大量発生すると大雪が降る」という話には、科学的根拠は
ありませんでした。
ただし、異常気象によってカメムシが大量発生し、さらに、異常気象の一環で、
その年に大雪が降ることはあります。
そんなカメムシは、4月と9月の年2回発生時期があります。
そして、4~8月・10~11月に活発に活動し始める傾向があるようです。
また、カメムシは暖かい気候を好み、15度を超えると大量発生し、活動も
活発になります。
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