8月10日は「鳩の日」です。
「鳩」は、平和の象徴とされています。
その理由や「白い鳩だけが平和の象徴なのか?」について紹介していきます。
また、「鳩の日」についてもお伝えしていきます。
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鳩が平和の象徴である理由
8月6日の広島・原爆の日には、平和公園で式典が行われます。
この式典では、平和の象徴である鳩が一斉に放たれます。
平和を願う日にふさわしい恒例の行事です。
では、なぜ、鳩が平和の象徴となったのでしょうか?
旧約聖書のなかで、「ノアの洪水」というお話があります。
「ノアの洪水」は、堕落した人類に怒った神が、大洪水を起こすという物語です。
この中で、神を敬っていたノアに、神が、箱舟に家族と全ての生き物を1つがい乗せなさいと指示します。
すると、大雨が降って大洪水となり、地上の生命が失われました。
箱舟に乗っていたノアは、1ヶ月以上が経ち、地上の様子を知るために、鳩を放ちました。
すると、その鳩は、オリーブの枝を銜(くわ)えて戻ってきました。
これにより、ノアは、水が引き、洪水が終わったことを知りました。
そして、「鳩」は、洪水の終わりを知らせたことから、神と人間の和解のシンボルとなりました。
有名な「ノアの箱舟」のお話ですが、このことから、鳩はオリーブとともに、平和の象徴となったのです。
そして、世界的に鳩が平和の象徴として広まったのは、ピカソのポスターがきっかけとされています。
1949年に「第一回平和擁護世界大会」が行われた際のポスターをピカソが制作しました。
このポスターに描かれていたのが、「鳩」だったのです。
ピカソは、幼少期から鳩が好きで、アトリエで鳩を飼っていたこともあるそうです。
自分の娘にも、スペイン語での鳩を意味する「パロマ」と名付けています。
「第一回平和擁護世界大会」のポスターだけでなく、ピカソの作品には、鳩が描かれているものがあります。
また、その後に開催された「平和擁護世界大会」のポスターでも、核兵器廃止を求めて、羽ばたく鳩が描かれています。
さらに、鳩は外見も性質も穏やかです。
夫婦仲も良い鳥です。
このようなことから、鳩は、「平和の象徴」として親しまれています。
鳩が平和の象徴なのは白い鳩だけ?
平和のポスターなどには白い鳩が描かれていることが多々あります。
「ノアの箱舟」の鳩も白い鳩です。
確かに、白い鳩は、見た目が美しいですよね。
そのため、平和の象徴として用いられやすいのでしょう。
ですが、平和の象徴としての鳩は、白い鳩に限りません。
先述していますが、鳩は、穏やかで夫婦仲が良い鳥です。
これは、白い鳩だけのことではありません。
なので、鳩全般に関して、平和の象徴であると解釈できるでしょう。
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8月10日「鳩の日」とはどんな日?
平和の象徴である「鳩」。
そんな「鳩の日」があります。
「鳩の日」は、毎年8月10日です!
「鳩の日」は、「鳩サブレー」の製造販売を行っている株式会社豊島屋が制定しました。
鳩への敬愛や平和の象徴であることなどを多くの人に知ってもらうことを目的として制定されました。
8月10日となったのは、語呂合わせからです。
「8(は)月10(と)日」で、「鳩」と読めるためです。
この「鳩の日」にあわせて、豊島屋では、オンラインショップで「鳩サブレー」が限定価格にて販売されるようです。
販売日&数量限定となるので、気になる方はチェックしてみてください。
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価格:18,000円 |
さいごの
8月10日は「鳩の日」です。
その鳩は、「平和の象徴」として親しまれています。
その理由は、「ノアの箱舟」に起源しています。
神と人間の和解のシンボルとなった「鳩」。
穏和な性質や夫婦仲の良さなども「平和の象徴」に相応しいですね。
「鳩の日」には、この日を制定した豊島屋で、「鳩サブレー」限定販売もあるそうです。
興味ある方は、チェックしてみてください。
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