夜に現れる虹ムーンレインボー「月虹」は、日本でも見ることができるのでしょうか?
また、「ムーンボウ」とも呼ばれる「月虹」が現れる条件についても紹介していきます。
この条件を知っておくことで、出会える可能性が高まるでしょう。
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夜の虹「月虹」は日本でも見られる?
夜の虹「月虹(げっこう)」は、「ムーンボウ」とも呼ばれます。
世界中では、ハワイで観測されることが多い「ムーンボウ」。
それでも、なかなかお目にかかることが出来ない珍しい虹です。
ハワイでは、「ムーンボウ」を見ることができたら、
“この世での最高の祝福” “幸せが訪れる”
と言われています。
そんな「月虹(げっこう)」、実は日本でも観測されています。
八重山諸島や岡山県、群馬県、三宅島では、これまでに「月虹」が出現しています。
これまでに「月虹」が観測されている場所で、出会える可能性が高い場所が「石垣島」です。
八重山諸島のひとつである「石垣島」では、これまでに何度か「月虹」が出現しています。
ですが、何年かに一度なので、やはり出会える可能性は高くありません。
これまでに日本で「月虹」が観測されているのは、天文台がある場所であることが多いです。
星空を観測する際に出会えるようです。
ムーンレインボー「月虹」を日本で見られる条件
昼間の「虹」は、空気中の水分に差し込んだ太陽光が屈折して7色に変化して出現します。
「月虹」は、太陽光ではなく、月の光が屈折して変化し出現します。
つまりは、「太陽光」か「月光」かの違いです。
あとは、「月光」という弱い光でも見られる条件が揃うかどうかです。
「月虹」が出現する条件をまとめると、以下のようになります。
【「月虹」が出現する条件】
★ 満月もしくは満月前後
★ 月が雲に隠れておらず、月光が明るい
★ 月の高度が低い(42度以下)
★ 少雨または空気中に水滴がある
★ 街明かりなく、非常に暗い空
★ 日没の2~3時間後、日の出の2~3時間前
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「月虹」を観測できそうな場所としては、海や標高高い山地などでしょう。
「視界が開けている場所」
「非常に暗い場所」
「湿気が多い場所」
このような場所で、「月虹」が出現する条件が揃えば、日本でも見ることができるかもしれません。
▲ 上高地・涸沢(からさわ)で撮影された月虹
▲ 大分県・原尻の滝で撮影された月虹
日本では、「月虹」が出現しても、白っぽく見えることが多いようです。
カメラで撮影すると、7色の「月虹」が写るようです。
「月虹」に出会えたら、ぜひ、7色の「月虹」をカメラで撮りたいですね。
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さいごに
ハワイでもなかなか見ることが出来ない「月虹」ですが、実は、日本でも観測されています。
「月虹」を観測できそうな場所で、「月虹」が出現しやすい条件が揃えば、出会えるかもしれませんよ。
滅多に見ることが出来ない幻の虹「月虹」に出会えると、それだけで幸運ですね。
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