「柿の木の剪定」は、重要です。
この剪定をするかどうかで翌年の収穫にも影響します。
では、柿の木の剪定は、いつ、どのようにすれば良いのでしょうか?
剪定作業は、普段慣れていないと、どうしても戸惑ってしまいますよね。
そこで、柿の木の剪定時期と方法を紹介していきます。
剪定作業での注意点についてもお話していきます。
スポンサーリンク
柿の木の剪定時期 冬にするべき?
柿は、秋に実がなり、冬に入り始めると、実が全て落ちてしまいます。
そのため、庭の柿の木の剪定をするのは、秋が過ぎ去ってからがチャンスです!
なので、柿の木の剪定時期は「冬」となります。
そもそも、柿の木は、なぜ剪定をしなければならないのでしょうか?
柿の木は、剪定せずに放置すると、根から得た栄養分が分散してしまいます。
枝に大きな柿の実を育てるには、栄養分を少数のポイントに集中させる必要があります。
剪定をしなければ、枝や葉がたくさんあり過ぎて、栄養分があちこちにいってしまいます。
その結果、翌年、小さな実ばかりができてしまうことになりかねません。
最悪の場合、大きな実が1つもできないなんてことになってしまいます。
また、剪定をしないと、小さな枝がたくさん育って、込み合ってしまいます。
そのため、太陽の光が細部まで行き渡らなくなり、発育が悪くなってしまいます。
このような結果にならないために、剪定が不可欠なのです。
では、気がついた時に、いつでも剪定してもよいのかというと、そうではありません。
柿の木の剪定時期は、冬の間に行います。
11月頃~2月中に済ませるのが理想です。
11月頃といえば、ちょうど柿の木が実や葉を落とす時期ですね。
この時期以降であれば、木や実を傷つけずに剪定をすることができます。
遅くても、3月下旬頃までには終わらせましょう。
柿の木の剪定を行う時は、まず「剪定バサミ」と「ノコギリ」を用意しましょう。
枝の細い部分は剪定バサミ、太い部分はノコギリで行っていきます。
剪定作業に入る前は、「どのような樹形にするか」という完成形をイメージしておきましょう。
完成形さえ決まれば、作業が行いやすくなります。
スポンサーリンク
いよいよ作業です。
剪定方法でのポイントは4つです。
◆ 長くなり過ぎた主枝は切り戻す
◆ 徒長枝を切る
◆ 内向枝を切る
まずは、主枝から作業します。
主枝は、向き&角度の良い1本に決めます。
さらに、長く伸びすぎている場合は、切り戻します。
これは、長くなり過ぎると翌年良い実ができないからです。
そして、徒長枝を切り落とします。
徒長枝があると、周りを日陰にしてしまいます。
さらに、幹の方に向いている内向枝を、全て切ってしまいます。
このような枝は、日光や風を遮ってしまい、他の枝の発育を妨げてしまうからです。
また、木の高い部分にある枝をできるだけ減らしておくようにします。
この部分に枝があり過ぎると、高い所に実がたくさんできてしまう可能性があります。
その結果、収穫する時、わざわざ脚立を使わなければならなくなり、作業が大変になってしまいます。
では次に、剪定を行うにあたっての注意点を見ておきましょう。
柿は、前の年に実をつけた箇所から20~40cmくらい先の枝先に、次の実をつけます。
そのため、剪定をする際は、「翌年どのあたりに実をつけるのか」ということを計算しながら行いましょう。
無計画に枝先を切り落とし過ぎるのはNGです!
また、剪定を行う時は、木の幹を傷つけないように気をつけてください。
幹が傷つくと、その傷口から菌が入り込んでしまいます。
その結果、木全体が腐ってしまうという最悪な事態になることもあります。
さいごに
柿の木の剪定は、実や葉が完全に落ちた後の11月以降の冬の時期に行いましょう。
そして、完成形をイメージし「切り落とす枝」「残す枝」を計算しながら行ってください。
いずれにしても、剪定はかなり体力と神経を使う大変な作業です。
そのため、もし自信がない場合は、プロの業者さんにお願いするのも1つの方法でしょう。
スポンサーリンク
関連記事