家庭菜園での玉ねぎ栽培で、なぜか収穫前なのにネギ坊主が出来てしまうことがあります。
収穫前の玉ねぎにネギ坊主が出来る原因は何なんでしょうか?
そして、ネギ坊主が出来た玉ねぎは収穫できるのでしょうか?
また、ネギ坊主を発見したら切るべきなのかも気になりますよね。
そこで、玉ねぎ栽培でのネギ坊主について紹介していきます。
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玉ねぎにネギ坊主ができた!?原因は?
昨秋に植えた玉ねぎが、夏が近づく頃に収穫時期となりますね。
そんな頃にネギ坊主が出来てしまうことがあります。
収穫前にネギ坊主が出来てしまうのはなぜでしょうか?
原因を見ていきましょう。
家庭菜園での玉ねぎ栽培で、ネギ坊主が出来る原因としては、3つ挙げられます。
(2)苗が大きすぎた
(3)肥料が適量ではなかった
では、それぞれ詳しく見ていきましょう。
併せて、次回の栽培でのポイントも押さえておきましょう。
(1)植え付け時期が早すぎた
玉ねぎは、秋に植えて、冬を越し、夏前に収穫となります。
この植え付け時期が早すぎると、冬までに育ちすぎてしまいます。
冬の間は成長が止まりますが、この時に、育ちすぎた苗は、寒さに当たって花芽を作ってしまいます。
そして、暖かくなって成長を再開したときに、花茎が伸び始めてしまいます。
その結果、ネギ坊主が出来てしまうのです。
⇒ 苗の植え付けを10月下旬以降にする。
(2)苗が大きすぎた
玉ねぎを植え付けする時期が適期だったとしても、苗が大きすぎると、ネギ坊主が出来てしまいます。
理由は、(1)と同じです。
冬までに成長しすぎている苗が低温に当たり、
花芽が出来てしまうのです。
⇒ 中苗(太さが6~1.4mm)を選ぶ。
(3)肥料が適量ではなかった
玉ねぎ栽培で、肥料が多すぎると、成長が進むので、トウが立ちやすくなります。
そして、ネギ坊主が出来てしまいます。
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逆に肥料が少ない場合も、苗が弱くなり、種を作ろうとするため、ネギ坊主が出来てしまいます。
⇒ 植え付け時&追肥の肥料を適量にする。
追肥の時期を間違えない。
玉ねぎのネギ坊主後の収穫は?
では、玉ねぎ栽培で、収穫前にネギ坊主が出来てしまったら、収穫はどうなのでしょうか?
ネギ坊主が出来た玉ねぎは、花を咲かせるためにパワーを使うようになります。
結果として、玉部分の生育が止まるので小さな玉しか収穫できない可能性が高いです。
そして、玉の中心部分から硬くなっていき、玉ねぎ自体が硬くなってしまいます。
食べられないこともないかもしれませんが、食味が悪くなります。
また、ネギ坊主が出来た玉ねぎは、茎が太くなるため、保存性も悪くなります。
玉ねぎのネギ坊主は切るべき?
玉ねぎ栽培で、収穫前にネギ坊主が出来てしまったら、どうするのが良いのでしょうか?
ネギ坊主を発見したら、すぐに切り取りましょう。
そして、早めに収穫しましょう。
すでに、大きな玉ねぎは収穫できないでしょうが、小さくても食べれるものもあるでしょう。
ですが、ネギ坊主をそのままにしていると、花や種へ養分がどんどん流れていきます。
なので、ストップするためにも、早めにネギ坊主を切り取りましょう。
また、種を採取して次の栽培に使いたい場合は、ネギ坊主をそのままにして、花を咲かせても良いでしょう。
ただし、家庭菜園の場合、ネギ坊主から採った種で大きな玉ねぎを収穫できるのは、上級者レベルになります。
さいごに
玉ねぎ栽培では、収穫前にネギ坊主が出来てしまうことがあります。
この原因は、苗の植え付け時期・苗の大きさ・肥料にあります。
ネギ坊主が出来た玉ねぎは、収穫出来ても、食味は悪くなります。
ですが、少しでも収穫できれば嬉しいですよね。
そのためには、早めにネギ坊主を切り取りましょう。
そして、次回は、ネギ坊主が出来る前に収穫できるといいですね。
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