ラナンキュラスの花は、種・苗・球根のどれからでも育てることができます。
ですが、球根から育てる場合は、「芽出し」をする必要があり、少し難易度が上がります。
ここでは、ラナンキュラスの球根を植える前に必ず知っておきたい基礎知識をご紹介します。
植える時期や植え方、植えた後の育て方について解説しています。
花の栽培には不可欠な水やりのポイントについても触れています。
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ラナンキュラスの球根は芽出し必要?植える時期
ラナンキュラスを球根から育てる場合、初心者向けである苗栽培に比べて、少し難易度が上がります。
球根を植えつける前には、「芽出し」のひと手間が必要になってきます。
球根を購入する場合は、すでに芽出し処理されているものを選ぶといいでしょう。
「芽出し」は、絶対にしなければいけないというわけではありません。
「芽だし」は、低温処理して冬を体験させておきます。
これにより、花が早く咲き、長持ちしてくれます。
また、芽出しを行っておくことで、球根が腐りにくくなります。
なので、ラナンキュラスの球根を植えた経験がある人の大半は、この芽出しを必ず行っています。
では、ラナンキュラスの「芽出し」の方法を見ていきましょう。
(1) まず、無菌の培土に水分を含ませて、それを容器に入れます。
(2) その容器の中に球根を埋め込みます。
(3) 密封した状態で冷蔵庫に2~3週間くらい入れておきます。
この3ステップだけでOKです。
「芽出し」を行った後は、腐敗した球根があれば処分します。
そして、いよいよ球根の植え付けをします。
ラナンキュラスの球根を植える時期は、9~12月です。
なかでも、10月頃の時期が適しています。
時期が多少遅くなるのは大丈夫です。
ですが、残暑で暑い時期は植え付けに向きません。
ラナンキュラスは基本的に、秋植えの球根なので、暑さが和らいでから植え付けします。
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ラナンキュラスの球根の植え方は?
ラナンキュラスの球根を植える際は、日当たりと風通しの良い場所に植えてください。
日陰や多湿の場所に植えると、害虫が発生したり、腐りやすくなったりします。
強い直射日光はNGですが、基本的に、ラナンキュラスは、日当たりの良い場所が大好きです。
そのため、雨が続くなど多湿な時期は、湿気から守るために、一時的に室内に入れてあげてください。
ラナンキュラス栽培に使う土は、弱アルカリ性のものを使いましょう。
水はけが良くて、よく育ちます。
植え方としては、球根1個につき、深さ2cmくらいの穴を掘ってその中に入れる形で植えます。
では、植え付け後の水やりについて見ていきましょう。
基本的に、水はけを良くしておくことが大切ですが、水やりはコンスタントに行ってください。
土の表面が乾いてきたら水をやります。
土が乾く前は水やりをする必要はありません。
ラナンキュラスは湿気の多い環境が苦手です。
なので、土が乾く前に水を与えると腐ってしまいます。
そして、葉が黄色くなり始めたら、水やりの頻度を少しずつ減らしていきましょう。
最終的に、全部の葉が黄色くなってしまったら、水やりを完全にストップします。
この時期に入ると、土を完全に乾いた状態にする必要があります。
さいごに
ラナンキュラスをスムーズに育てるためには、植え付ける前に、芽出しを行ってください。
植え付けの時期は10月がベストです。
ですが、多少遅くなるのは大丈夫です。
そして、できるだけ日当たりと風通しの良い環境で育てましょう。
水やりは必要ですが、多湿が苦手な植物なので、土の表面が乾いたタイミングで行います。
葉が黄色くなったことを確認したら、水やりの頻度を徐々に減らしてきましょう。
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