栄養豊富で食卓の定番となっている「小松菜」。
アクが少ない野菜ではありますが、「苦味」が気になることがあります。
いつも苦いわけではないのに、なぜ?と思いますよね。
今回は、「苦い小松菜」について、原因や苦味を軽減する方法を見ていきましょう。
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小松菜が苦い原因は季節のせい!?
「小松菜」は、アクの少ない野菜です。
なので、基本的には、アク抜きをする必要がありません。
そして、同じように調理しているのに、苦い時があります。
苦い小松菜を味覚が敏感な子供に食べさせると、「苦っ~」と食べてくれなかったりしますよね。
小松菜は、美味しく食べれることも多々ありますよね。
それなのに、「苦い」ことがあるのはどうしてなのでしょうか?
「小松菜」は、冬が旬の冬野菜です。
「小松菜」が最も美味しくなるのは、12~2月頃です。
というのも、「小松菜」は、霜にあたると、甘みが増すのです。
そして、葉もやわらかくなります。
葉がやわらかくて、甘みが増した「小松菜」は、「苦味」を感じないでしょう。
ですが、今では1年中購入することができますよね。
冬以外の「小松菜」は、甘みが増していなので、「苦味」が目立ってしまいます。
そのため、「苦い」と感じやすくなるのでしょう。
小松菜の苦いを軽減する方法とレシピは?
では、冬以外の「苦い小松菜」を美味しく食べる方法ってあるのでしょうか?
基本的にはアク抜き不要の「小松菜」ですが、苦味が気になる時期は、アク抜きをすると、食べやすくなります。
「小松菜」のアクは、「ほうれん草」に多く含まれている『シュウ酸』です。
この『シュウ酸』は、水溶性なので、水に溶け出す性質があります。
「ほうれん草」は、この『シュウ酸』が多いので、下茹でが必要なのです。
でも、『小松菜』に含まれている『シュウ酸』は少ないので、水に浸けるだけでもアクを取り除けます。
下茹ではせず、まずは、調理する前にしばらく水に浸けてみてください。
これだけで、ずいぶんと苦味が軽減されます。
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もちろん、ほうれん草のように、小松菜も下茹でしてアク抜きしても苦みを軽減できます。
この場合、軽く茹でる程度で大丈夫です。
さらに、料理でもちょっとした工夫で、お子さんにも美味しく食べてもらえます。
「小松菜」の苦味を軽減する調理方法は、つぎの通りです。
● 油で炒める
ゴマ油やオリーブオイルなどの香りのあるオイルがおすすめです。
● 香味野菜や旨みをアップさせる食材と合わせる
にんにくや鰹節、じゃこなどと合わせると、香りや旨みが増します。
● 濃い味付け
砂糖と醤油で甘辛くしたり、オイスターソースなどのコクのある調味料でしっかり味付けします。
つづいて、「小松菜」の「苦味」を軽減するレシピのご紹介です。
『小松菜と油揚げのじゃこ炒め』
■ 材料
・小松菜 1把
・油揚げ 1枚
・ちりめんじゃこ 適量
・だし醤油 大さじ 1
・砂糖 小さじ 1
・塩 少々
・ごま油 少々
・黒ゴマ 適量
■ 作り方
(1)食べやすい長さに切った小松菜を、ごま油を入れて温めたフライパンで炒めます。
(2)そこに細く切った油揚げを加えて、さらに炒めます。
(3)油揚げに少し焦げ目が付くくらいまで炒めたら、ちりめんじゃこを加えます。
(4)(3)に砂糖・醤油・塩を加えて味付けします。
(5) 黒ゴマを加えて、完成です。
味付けは、お好みで調整してくださいね。
▼ 小松菜とほうれん草って似ていますよね。
味や栄養の違いが分かりますか?
『ほうれん草と小松菜の違い|味と栄養を比較!栄養を守る調理法レシピ』
さいごに
「小松菜」は、子供の成長に欠かせない栄養が豊富に含まれています。
1年中購入できるのも魅力のひとつでしょう。
ですが、時期によっては、「苦い」ときもあります。
「苦い小松菜」でも、アク抜きと調理の工夫で、苦味を軽減できます。
旬の冬以外でも、美味しく食べてもらえると嬉しいですね。
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