夏の暑くて元気なイメージにぴったり合う花といえば、
「ひまわり」ですよね。
夏バテ気味のだるい時でも、「ひまわり」を見ると元
気をもらえそうです。
今回は、こんな「ひまわり」の花言葉や栽培について
ご紹介します。
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ひまわりの花言葉は?
『向日葵(ひまわり)』という花の名前は、
「花が太陽の方向を追うように動く」
ことに由来します。
ここから、ひまわりの花言葉は、「私はあなただけを見つめる」
となります。
この他に「愛慕」「崇拝」「熱愛」「光輝」「いつわりの富」
「にせ金貨」があります。
「いつわりの富」「にせ金貨」というのは意外な花言葉ですよね。
この由来についてお話しましょう。ペルーでは、太陽信仰と結び
ついて、神聖な花として崇拝されていました。
神殿の巫女たちは、ひまわりをかたどった黄金の冠をかぶってい
ましたが、これらが奪われてしまったため、このような花言葉が
付けられたとされています。
ひまわりの栽培をプランターでするには?
「ひまわり」は、初心者でも育てやすいといわれています。
一年草の植物なので植え替えや剪定が不要で、一度植え付けて
しまえば管理が楽です。
種からの栽培も簡単ではありますが、今回は、プランターで苗
から栽培する方法をご紹介します。
(1)プランターの底に敷石をし、園芸用の土を入れます。
または、赤玉土(小粒)6:腐葉土4くらいの用土を入れて
ください。
(2)苗を植えます。
4月中旬~6月を目安に苗を植え付けます。
(プランターに植え付ける場合の苗の間隔)
小~中輪系の種類・・・10~30cm程度
大輪系・・・30~40cm程度
根を傷めないように植え付けましょう。
(3)その後、たっぷりと水を与えてください。
日当たりのよい場所に移して管理しましょう。
<植え付け後の管理>
★水やり
土の表面が乾いたら、たっぷりの水を与えましょう。
植え付けた後から、毎日、朝晩2回の水やりを欠かさず行いま
しょう。ただし、多湿は好まないので、水のやりすぎには注意
してください。
★肥料
肥料は、1週間に1度液体肥料を与えます。
ただ、ひまわりは土中から養分を吸収する力が強いので、肥料
の与えすぎに注意しましょう。肥料焼けを起こす場合がありま
す。また、窒素の多い肥料は、茎や葉ばかりが茂って花が咲か
ないことがあります。花をつける頃は、リン酸の多い肥料に変
えるようにしてください。
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※ミニヒマワリもプランターで栽培できます。
ひまわりの栽培のポイントは?
では、ひまわりの栽培のポイントと気を付けることをご紹介
します。
★育て方のポイント
・日当たりと風通しのよい環境で育てることと
・土が乾燥したら水をたっぷり与えること
★気を付けること
ひまわりを育てるときに気を付けることは、病気と害虫です。
<病気>
◎黒班:6~8月に発生
地面に近い葉っぱに、黒褐色の斑点が出てきます。
放っておくと、葉っぱが枯れていきます。
『モスピラン・トップジンMスプレー』で病気の進行を防げ
ます。
もう病気が進んでいる場合は、葉っぱを切り取ってください。
◎べと病:7~8月に発生
葉脈のある部分に感染し、黄褐色に変色して、多角形の斑点が
出ます。
風通しをよくし、『オーソサイド水和剤80』などの殺菌剤をま
くと治ります。
◎褐斑病:7~8月に発生
葉っぱの先に褐色の斑点が出てきます。
その後、葉っぱ全体に広がります。
『モスピラン・トップジンMスプレー』で病気の進行を防げます。
病気が進行している場合は、葉っぱを切り取ってください。
◎菌核病:6月と9月に発生
花の裏に感染し、斑点が出来ます。
その後、斑点が大きくなり、花が枯れ落ちてしまいます。
発病した花は根から抜いて処分するしかありません。
<害虫>
◎ハダニ:5~9月に発生
葉の裏に群れてつき、葉の栄養分を吸います。
吸われたところは白い斑点が出来ます。
水に弱い虫なので、水やりを欠かさないようにしましょう。
もしハダニを発見したら『オルトラン粒剤』を株元や葉、茎に
まいてください。
◎アブラムシ:5~10月に発生
新芽や葉の裏に寄生し、成長を妨げます。
『モスピラン・トップジンMスプレー』をまいてくださいね。
◎ナメクジ:4~6月
発芽する時が一番狙われやすく、葉っぱを食べます。
ナメクジを見つけたら、塩をかけて退治してください。
大量に発生している場合は、0.3〜0.5%の塩水を全体にまい
てください。
予防するのなら『ナメトックス液』を周辺にまきましょう。
◎ヨトウムシ:5~6月&9月に発生
葉っぱを食べ、穴だらけになる場合があります。
葉を食べられていたら『オルトラン粒剤』を株元にまいてく
ださい。
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まとめ
ひまわりの中には、短期間で開花する種類もあります。
栽培する時期をずらせば、9月頃まで花を楽しむことができ
ます。
ひまわりの花とともに、元気に暑い夏をお楽しみください。
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