干し芋の白い粉は何?カビとの見分け方と美味しい作り方&保存方法!

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「干し芋」は、さつまいもを美味しく保存できて、今では極上スイーツともいわれていますね。
テレビ『マツコの知らない世界』などで取り上げられたこともあり、人気が高まっています。

そんな「干し芋」は、ご家庭で簡単に作れます。
ですが、干し芋につく白い粉がカビなのではないかと心配になることもあるでしょう。
そこで、この白い粉の正体や、カビとの見分け方を紹介します。
干し芋の上手な作り方&保存方法もお伝えします。

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干し芋の白い粉は何?

「干し芋」の名産地といえば「茨城県」で、全国の9割を生産しています。
茨城県では、毎年1月には「ほしいも品評会」という人気のイベントが開催されています。
   

そんな話題の「干し芋」ですが、白い粉がついているものが多いですよね。
あの白い粉って何なんでしょうか?
   
まずは、「干し芋」の” 白い粉” について見ていきましょう。

   
あの” 白い粉” の正体は、さつまいもの『糖分』です。

   
「干し芋」は、蒸かしたさつまいもを天日で干して作ります。
天日で干しているうちに、さつまいもの糖分が表面に浮き出てきます。
この糖分が結晶化したのが、あの白い粉なのです。
   

長く干すほど、糖分が浮き出てくるので、白くなっていきます。
それだけ、糖分が凝縮されていくので、白いものほど甘くなります。
   

最近は、半生タイプも人気がありますが、半生タイプは、干す時間が短いので、あまり白くなりません。
   

しっかり白くなったものと、そうでないものだと、甘さや食感に違いがあります。
   

しっかり白くなったものは、干す時間が長いので、それだけ乾燥しています。
甘みは強いですが、食感は、歯ごたえがあり、硬めです。
   

あまり白くなっていないものは、甘みはやや控えめです。
ですが、やわらかい食感で食べやすいです。

   

しっかり干した真っ白で硬いものは、歯が折れそうになることがありますが、食べやすくする方法があるのです!
その方法とは、「温める」です。
トースターでちょっとだけ温めると、やわらかくなり、食べやすくなりますよ。

   

干し芋の白い粉とカビの見分け方は?

「干し芋」の” 白い粉” ですが、『糖分』ではない場合もあります。

   
「干し芋」は、保存食なので、カビが生えにくい食品です。
ですが、カビが生えることもあるのです。

   

では、食べても大丈夫な「白い粉」と、食べてはいけない「カビ」はどう違うのでしょうか?
   

『糖分』と「カビ」の見分け方は、次の通りです。
   

さらさらしている感じなら、「糖分の白い粉」 → 食べても大丈夫!
   

胞子状ブツブツしているのは、「カビ」 → 残念ながら食べれません

 
   
また、「糖分の白い粉」は、表面だけにつくものなので、取り除いて確かめるのも有効な手段です。
もし、白い粉を取り除いて、「干し芋」の中も白くなっているなら、それは「カビ」が発生しています。

   
「カビ」には、「糖分の白い粉」と間違えやすい「白カビ」の他にも、「青カビ」「赤カビ」「茶カビ」があり、いずれも食べれません。

   

美味しい干し芋の作り方

「さつまいも」は、栄養豊富な食材です。
この「さつまいも」、干すと、成分が凝縮され、カルシウムや鉄などの不足しがちな栄養素が増します。
自然素材なので、お子さんのおやつにもぴったりで、長期保存も可能です。
   

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でも、「干し芋」は、購入すると結構いい値段がしますよね。
そこで、自家製の「干し芋」です。
「干し芋」って、ご家庭で案外簡単に作れるのです。
   

なので、ご家庭に大量のさつまいもがある場合は、自家製の「干し芋」を作ってみてはいかがでしょうか。

   

では、美味しい「干し芋」の作り方&ポイントをご紹介します。

   

<<干し芋の作り方>>
   
(1)美味しいさつまいもを用意します。

皮の色が鮮やかで、表面がつるっとしているものが美味しいものです。
さつまいもは、収穫後すぐよりも、しばらく保管することで、甘みが増し
て美味しくなります。
スーパーで購入したものなら1~2週間、収穫したものなら2か月くらい
保管したもので作るとより美味しい「干し芋」を作れます。

   

(2)皮をきれいに洗って、蒸かします。

甘みを十分に引き出すには、じっくり時間をかけて蒸すことがポイントと
なります。
蒸し器で蒸す場合は、1時間程度蒸し、20分以上蒸らします。

しかし、忙しい方には、炊飯器を使って蒸す方法がおすすめです。

炊飯器に、洗ったさつまいもと、水を1~2カップ入れます。
炊飯スイッチを押して普通に炊きます。
竹串を刺してみて、まだ固い場合は、再度炊飯スイッチを押して、
5分おきに様子を見てください。

   

(3)蒸した芋の皮をむいて、冷まします。

   

(4)完全に冷めたら、1.5cm位の厚さにスライスします。

   

(5)天日に干します。

干し野菜専用のネットなどに並べて、天気の良い日に干します。
2日~1週間干します。
干し加減は、お好みで調整してください。

   

スライスしたものを1週間干すと、しっかり乾燥させることができ、白くて硬い「干し芋」が出来上がります!

しっかり乾燥させた方が、水分がそれだけ飛んでいるので、日持ちが良くなります。
いろいろな干し加減で、食べ比べをしてみても良いかもしれません。

   

栄養が凝縮されている「干し芋」ですが、カロリーが高いので、食べ過ぎには注意してくださいね。

干し芋の保存方法は?

完成した「干し芋」は、どのように保存すれば良いのでしょうか?
冷蔵庫&冷凍庫で保存する方法をご紹介します。

   

冷蔵保存の方法
   
乾燥を防ぐため、干し芋をラップに包むか、ビニール袋などに入れて、冷蔵庫で保存します。
これで、3か月程度保存出来ます。

   

冷凍で保存する方法
   
たくさんある場合は、冷凍しておくと長期保存が出来て安心です。
   
1枚または数枚ずつラップに包み、ジップロックなどのフリーザーバッグに入れて、冷凍庫で保存します。
冷凍では、6か月程度保存できます。
   
食べる時は、自然解凍でもOKですが、オーブントースターで少し加熱すると美味しくいただけます。

   

冷蔵庫や冷凍庫で保存した「干し芋」は、軽くあぶったり、トースターやフライパンで少し焼くのがおすすめです。
やわらかくなり、より美味しくいただけますよ。

   

さいごに

さつまいもは、栄養豊富な食材です。
このさつまいもを干すことで、成分が凝縮され、カルシウムや鉄などの不足しがちな栄養素が増します。
なので、「干し芋」にして長期保存するのがおすすめです。
作り方も簡単!
収穫したさつまいもがたくさんある場合など、「干し芋」を作ってみてはいかがでしょうか♪
   

ただ、「干し芋」の白い粉って、何なのか気になりますよね。
あの白い粉は、「さつまいも」の糖分です。
カビが発生する場合もあるので、保存にはご注意ください。
   

「干し芋」は、栄養価が高いので、お子さんのおやつにぴったりです。
自然の素材で体に優しく、歯ごたえもあるので、噛む力を鍛えるにも良さそうですね。

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