夏に多くなる虫といえば「蚊」です。
昨年の「デング熱」に続き、今年は「ジカ熱」をよく耳にします。
リオ五輪にも影響が出ているようですが、これらの病気を媒介するのが「蚊」です。
このような病気にならなくても、刺されるとかゆくてたまりませんよね。
今回は、「蚊」に刺されやすいタイプと対策についてご紹介します。
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夏はこの虫に注意!
「数人のグループでいるのに、何故か自分だけがよく「蚊」に刺される・・・」
と不思議に思っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
では、「蚊」に好かれるタイプをみていきましょう。
<蚊に好かれる人のタイプ>
★体温が高い人・・・(蚊の特性)温かいものに寄り付く
蚊は、「体温」に反応し、一番体温が高い人に寄り付きます。
子どもや妊婦さんは、体温が高めなので狙われやすくなります。
★汗っかきの人・・・(蚊の特性)乳酸に集まる
汗をかいた時の臭いは、乳酸と皮脂が結びついて発生します。
この酸っぱい臭いに、蚊が反応して寄ってきます。
★黒い服が好きな人・・・(蚊の特性)黒っぽい色が好き
蚊は、黒っぽいものや、暗い色や濃い色を好み、その色に集まります。
また、服の色だけでなく、肌の色にも関係し、色黒の人は狙われやすくなります。
子どもの頭に集まっているのを見かけますが、髪の黒い色が関係しているのでしょう。
★アルコールが好きな人・・・(蚊の特性)呼気と二酸化炭素に寄り付く
蚊は、二酸化炭素によりターゲットを見つけています。
この二酸化炭素を、遠くても感知できる毛状感覚子という器官をもっています。
アルコールは、体内で「二酸化炭素」と「水」に分解されます。
アルコールの摂取で、「二酸化炭素」の排出が増え、呼気も多くなるため、蚊を寄せ付けてしまいます。
妊婦さんは、アルコールを摂取していなくても、呼気と二酸化炭素が増加するので、刺されやすくなります。
★肉が好きな人・・・(蚊の特性)酸性の血液を好む
肉類の他、糖類・脂肪分が多い食事をしていると、血液が酸性になり、蚊に狙われやすくなります。
★ストレスを感じにくい人・・・(蚊の特性)人がストレスを感じているときに出す物質を嫌う
ストレスを感じにくくて、代謝のよい人は蚊に刺されやすいです。
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夏の虫「蚊」への対策は?
「蚊」の特性が分かりましたが、刺されないためにはどうすれば良いのでしょうか?
一番効果があるのは、やはり、市販の虫除けスプレーを使用する方法です。
しかし、これ以外にも「刺されにくくする」対策があるので、ご紹介します。
★汗をこまめに拭き取り、肌を清潔にする
汗の臭いに集まってくるので、この汗を拭き取ることで、蚊が寄り付きにくくなります。
★白っぽい服を着る
白い色には、蚊は寄り付きにくいので、おすすめカラーです。
★食事を見直す
体温が高めの人は、夏野菜を食べると、体温を下げる効果があります。
ただし、身体を冷やし過ぎると体調を崩す原因になりかねないので、気を付けてください。
普段偏食のある方は、肉類・糖類・脂肪分の摂り過ぎに注意しましょう。
また、強い香りを嫌う傾向にあるので、パクチーやバジルなどのハーブを摂ると効果的です。
夏の虫に刺されたり腫れたりしたときの対処法
「蚊」に刺されると、かゆみがしつこく続いたり、腫れてくることがあります。
症状を長引かせない対処法をご紹介します。
<かゆくなる原因>
蚊は、血を吸うときに、人の皮膚感覚を麻痺させるために唾液を注入します。
この唾液が空気に触れるとかゆみが出ます。
<かゆみや腫れを抑える対処法>
★絆創膏やテープを貼る
刺されたところが空気に触れないように絆創膏などで覆うと、かゆみを抑えることができます。
30分ほどでかゆみが治まったら、絆創膏は取っておきましょう。
★蒸しタオルをあてる
40~50℃の少し熱いくらいの蒸しタオルを刺されたところにあてます。
これくらいの温度で、蚊の唾液に含まれている酵素は効果を失います。
刺されてすぐに処置する良い方法です。
★刺されたところを冷やす
先程の「蒸しタオル」とは逆の方法ですが、こちらは、かゆみが出だしてからの対処法です。
患部を冷やすことで、かゆみをある程度抑えることができます。
★石鹸の泡を塗る
刺されてから5分以内に実行すると効果のある方法です。
しっかり泡立てた石鹸の泡を刺されたところに塗り、その後水で流します。
★紅茶などのティーバッグをあてる
『タンニン』には、かゆみ成分を取り除き、また、腫れも抑える効果があります。
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さいごに
夏は、半袖になり、蚊に狙われる部分が広範囲になります。
また、夏祭りやお墓参りなど、蚊が多い場所に出かけることも多くなります。
蚊に刺されやすい人は、普段から出来る対策をしっかり行ないましょう。
今年は、あまり蚊に悩まされずに過ごせるといいですね。
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