近年の夏は、とにかく暑いですよね。
ただでさえ夏の暑さは体にとってストレスとなります。
それが、「猛暑」や「酷暑」となると、体調不良でダウンしそうに
なりますよね。
夏の暑さで気を付けるべきは、『熱中症』だけではありません。
『夏バテ』にも気を付けなければなりません。
その『夏バテ』の予防に、今人気の「甘酒」が役立ちます。
今回は、『甘酒で夏バテ予防』についてご紹介します。
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甘酒が夏バテ予防に効果あり?
夏の暑さなどが原因で、「体がだるい」「疲れやすい」「食欲がない」などの
ちょっとした体の不調が『夏バテ』です。
暑さが厳しい真夏も注意ですが、お子さんの夏休みが終わるころに体調を崩される
方が多いようなので、気を付けなければなりません。
この『夏バテ』になる前に、予防できないのでしょうか?
『夏バテ』予防には、バランスのよい食事を摂ることやしっかり睡眠をとることな
どが大切です。
これらをサポートして、『夏バテ』の予防に役立つのが、栄養豊富な『甘酒』です。
ところで、「甘酒」といえば、『冬』の飲み物と思われるのではないでしょうか?
実は、「甘酒」は、昔は 夏 によく飲まれていたのです。
冷蔵庫がなかったので、井戸水で冷やした「甘酒」で栄養補給をしていたようです。
「甘酒」は、” 飲む点滴 ” といわれますが、栄養豊富な事は昔から知られていたの
ですね。
では、具体的にはどのような栄養があり、『夏バテ』の予防に役立つのでしょうか?
「甘酒」には、「酒粕」で作られたものと「米麹」でつくられたものとがあります。
どちらも栄養価は高いのですが、「酒粕」で作られたものにはアルコールが含まれます。
ですから、日常で飲むには「米麹」のものがおすすめです。
今回は、この米麹の「甘酒」についてその栄養成分をみていきます。
注目すべきは、『ビタミンB群』が種類豊富に含まれているところです。
『ビタミンB群』は、代謝を促進して、疲労回復には不可欠な栄養素です。
●『ビタミンB1』・・・疲労回復に役立ちます。
●『ビタミンB2』・・・皮膚や粘膜を保護してくれます。
●『ビタミンB6』・・・健康な肌や髪をつくります。
他にも、『食物繊維』『必須アミノ酸』『たんぱく質』『ブドウ糖』『オリゴ糖』など、
さまざまな栄養成分を含んでいます。
●『食物繊維』・・・整腸作用により、腸内環境を整える働きがあります。
●『必須アミノ酸』・・・血管や筋肉などの細胞をつくるのに必要不可欠な成分で、
体内では作られません。
そのため、食事などで摂る必要があります。
『必須アミノ酸』は、9種類ありますが、「甘酒」には、9種類
すべてが含まれています。
●『たんぱく質』・・・体つくりに欠かせない栄養素で、体力や抵抗力を高めてくれます。
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●『ブドウ糖』・・・脳の唯一のエネルギー源で、疲労回復に役立ちます。
そして、「生甘酒」には、『麹菌』が含まれています。
この『麹菌』は、100種類以上の酵素を含んでおり、免疫力を高める効果があります。
▼ 生甘酒の作り方と保存についてはこちらをどうぞ。
『甘酒の作り方は米麹と炊飯器で簡単!保存は冷凍がおすすめ!』
このように、「甘酒」には、代謝を促進したり、免疫力を高める栄養素が豊富です。
しかも、バランスよく栄養素が含まれており、「点滴」とほぼ同じ成分なのです。
なので、” 飲む点滴 ” といわれているのです。
「甘酒」は、『夏バテ』予防にもってこいの飲み物なのです。
ただ、『ビタミンC』は含んでいないので、食事で摂るようにすると、
さらに、『夏バテ』予防に効果的となります。
甘酒で夏バテ予防するなら飲む量は?
前章で、「甘酒」の栄養についてご紹介しました。
栄養豊富な「甘酒」で、『夏バテ』を予防するぞ!!と思っていただけたでしょうか?
『夏バテ』予防に役立てていただけると幸いです。
ところで、「甘酒」は、どのくらいの量を飲むのがよいのでしょうか?
米麹の「甘酒」は、糖質が含まれているので、カロリーが高めです。
栄養豊富だからと飲み過ぎるのはよくありません。
目安は、「一日200ml」です。
一度に200ml飲んでもよいですし、数回に分けて飲んでもよいです。
続けることが大切なので、飲みやすい方法で飲んでください。
甘酒の夏におすすめのレシピ
「甘酒」で『夏バテ』予防するなら、続けて飲むことが大切です。
でも、毎日同じ味では飽きてしまうこともあるでしょう。
そんな時は、ひと工夫すると、美味しく飲み続けることができますよ。
「甘酒」には、『ビタミンC』が含まれていないので、これをプラスして飲むのも
よいでしょう。
★ 豆乳バナナの甘酒
(材 料)
・甘酒 150ml
・豆乳 50ml
・バナナ 1/4本
・レモン汁 小さじ1/2
(作り方)
・材料と氷1~2個をミキサーにかけて出来上がり!
この他、
●「小松菜+リンゴ+甘酒」で「グリーンスムージー甘酒」
●「生姜+甘酒」で「ジンジャー甘酒」
●「炭酸+甘酒」で「甘酒サイダー」
など、いろいろと試してみると、お好みのものがみつかるでしょう。
また、「塩麹」のように、「甘酒」に肉や魚を浸けておくと、食材がやわらかく
なります。
そして、「甘酒」の効果で、消化吸収がよくなります。
さいごに
「甘酒」は、栄養がバランスよく含まれている素晴らしい飲み物です。
人気があるのも理解できますね。
最近は、紙パックやペットボトルに入った「甘酒」をスーパーマーケットなどで
購入できます。
すぐに購入できるという手軽さも魅力です。
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この夏は、「甘酒」で『夏バテ』になることなく、元気に過ごせるとよいですね。
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