消石灰と苦土石灰と有機石灰の違いは?苦土タンカルとの違い

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家庭菜園で健やかな作物を育てるためには、土を中性寄り
の状態にすることが理想です。

ところが、雨などの影響で、土が酸性寄りになってしまう
ことがよくあります。

そんな土の状態を中和し、中性寄りにしてくれるのが石灰
です。

ここでは、「消石灰」「苦土石灰」「有機石灰」の違いに
ついてまとめました。

また、似た名前で混乱しがちな、「苦土石灰」と「苦土タ
ンカル」の話についても触れていきます。

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消石灰と苦土石灰と有機石灰の違いは?

ではまず、「消石灰」「苦土石灰」「有機石灰」の違いに
ついてお話していきます。
   

「消石灰」は、アルカリ成分が強く、酸性度がかなり高くなっている土に使います。

特に、湿気の多い土は酸性度が高いため、「消石灰」を使うと
中和されます。

ただし、成分がかなり強いため、使い過ぎには注意が
必要です。

また、「消石灰」を土に混ぜる際は、マスクとメガネを着用
してください。

さらに、吸い込むと危険なので、小さいお子さんや、喉が弱い
人の前では注意が必要です。

このようなことから、「消石灰」は、家庭菜園にはあまり向か
ないと言えるでしょう。

   

「苦土石灰」は、消石灰の成分に加え、マグネシウムも
含まれているという高性能石灰です。

土の状態を中和してくれるだけでなく、マグネシウムも補って
くれるのです。

消石灰に比べて、アルカリ成分が少し低いため、穏やかに土を
中和します。

そのため、消石灰よりも、人体への悪影響は少ない
と言えますね。

   

「有機石灰」は、卵の殻や貝殻などの動物性の物から作られた石灰です。

「有機石灰」は、土をスピーディーに中和するので、すぐに植え付けや
種まきができます。

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また、石灰の中でもかなりマイルドなので、人体への悪影響も少ないという点も
魅力です。

このようなことから、家庭菜園にはとても向いている石灰だと言えるでしょう。

   

苦土石灰と苦土タンカルは違うの?


よくある疑問に、「苦土石灰と苦土タンカルはどう違うの?」と
いうものがあります。

ところが実は、「苦土石灰」と「苦土タンカル」は全く同じものなのです!

なぜ違った名前で出回っているのかと言うと、地域によって変わる
呼び名の違いのためだそうです。

なので、「苦土石灰」と「苦土タンカル」は、どちらを買っても
大丈夫です。
   

さて、この「苦土石灰(苦土タンカル)」は、葉のツヤを出したい
時や、根を強くしたい時に使います。

他の石灰と違って、マグネシウムが豊富に含まれているため、
栄養価が高いのですね。

ただし、他の肥料と同時に使うのは避けたほうが良いでしょう。

なぜなら、マグネシウムと他の肥料の成分が化学変化を起こし、
悪臭を放ってしまうからです。

   

さいごに


石灰の中でも、「消石灰」はアルカリ度がかなり強く、その分、
人体や作物への影響もあります。

「苦土石灰」は、消石灰よりもアルカリ度が低いですが、マグネ
シウムも含まれています。

栄養価が高いため、葉のツヤを出したり、根を強くしたりする効果
が期待できます。

「有機石灰」は、土をすばやく中和するにも関わらず、マイルドで
あることが特徴です。

これらの点から考えると、家庭菜園には「有機石灰」が一番向いている
かもしれません。

また、「苦土石灰」と「苦土タンカル」は、違うものであると勘違い
されることが多いようです。

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でも実は、この2つは同一のもので、呼び名が違うというだけなの
です。

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