柏餅の季節はある?柏餅やちまきをこどもの日に食べる由来とは

※プロモーション広告を利用しています

「柏餅」といえば、『こどもの日』の食べ物ですよね。
でも、「柏餅」って、今では一年中スーパーなどで購入できます。
「柏餅」には季節があるのでしょうか?

そして、「端午の節句」である『こどもの日』に「柏餅」を食べる
のはなぜなのでしょうか?
また、「ちまき」も『こどもの日』に食べますよね。

今回は、そんな「柏餅」の季節や由来についてご紹介します。
「ちまき」についてもお話していきます。

スポンサーリンク

  

柏餅の季節ってあるの?


『こどもの日』=「柏餅」というイメージが強いですが、「柏餅」は
5月によく食べられる和菓子です。

   

「柏餅」といえば、丸みを帯びた葉っぱに包まれているお団子のような
お菓子ですよね。

その「柏餅」の丸みを帯びた葉っぱですが、「柏」の葉っぱが使われて
いました。

「柏」の葉は、春に新葉が出てきて、枯れた葉が落ちます。

このことから、緑の葉が採れる季節に「柏餅」が作られることが多く、
春によく食べられていたのです。

   
ですが、実は、「柏餅」といいながら、「柏」の葉っぱではないことも
多々あるのです。

「柏」の葉っぱには、産毛のようなものが沢山ついています。
そのため、口に入れた時の食感があまり良くありません。

また、近畿以西では「柏」の木が少ないので、他の葉っぱを代用するこ
とが主流となっています。

代用品としては、山でよく見かける「サルトリイバラ」の葉っぱを使う
ことが多いです。
(※他人の山に入ることはダメなので、お店で購入しましょう。)

「サルトリイバラ」の葉っぱは、「柏」の葉っぱに比べて産毛のようなも
のがあまりないので、ツルッとしています。

この「サルトリイバラ」の葉っぱは、製菓用としてよく使われています。

   

つづいて、「柏餅」のあんこの種類を見ていきましょう。

「粒餡」や「こし餡」のほか、「味噌餡」もポプュラーとされています。

これは、地域によって違うので、馴染みがない餡もありますよね。

京都出身の私にとっては、「味噌餡」の「柏餅」は食べたことがありません。

「味噌餡」の「柏餅」が食べられていることを知って驚きましたが、地域に
よってお馴染みの餡があるのは面白いですね!

   

スポンサーリンク

柏餅やちまきをこどもの日に食べるのはなぜ?


今ではいつでも食べるられる「柏餅」。

なぜ『こどもの日』に「柏餅」や「ちまき」を食べるのでしょうか?

   

まず「柏餅」ですが、日本生まれの和菓子です。

「柏餅」が、『こどもの日』(端午の節句)に食べれるようになったのは、
江戸時代からだと云われています。

「柏餅」が食べられるようになった理由は、” 柏の葉っぱ” に隠されて
います。

” 柏の葉っぱ” は、新芽がでてから古い葉が落ちます。

「新芽」=「子供」そして、「古い葉」=「親」と例えられ、
「子供が生まれるまで親は死なない」と当時の人々の間で考えられてい
ました。

このことから、「家系が絶えない」「子孫繁栄を願う縁起の良いもの」
として供えられ、食べられるようになったとされているのです。

当時は、甘いあんこが主流だった訳ではなく、味噌餡や塩餡のような
さっぱりとした餡が主流だったそうです。

   

では、「ちまき」にはどのような由来があるのでしょうか?

「ちまき」は、「柏餅」とは違い、中国からやってきたお菓子です。
昔の「ちまき」は、竹筒にお米を詰めたものだったらしいです。
そんな「ちまき」の竹筒の中身ですが、お米からお餅に変わっていきました。

中国の故事「屈原」というお話の中に、「れんじゅの葉で餅を包み・・・」と
いう文があります。

これが「ちまき」の始まりだとされています。

でも、なぜ「ちまき」という名前なのでしょうか?

それは、お餅を包んでいる葉の名前が「茅の葉(ちがやのは)」だからです。
当時は「ちがやまき」や「ちがやはち」と呼ばれていました。
そして、「ちまき」と呼ばれるようになり定着したようです。

また、「ちまき」をしばる紐の色は、鯉のぼりの吹流しの色として受け継がれ
ている地域もあります。

   

さいごに


『こどもの日』に食べるお菓子といえば「柏餅」と「ちまき」。

「柏餅」といっても、使われているのは「柏の葉」だけではありません。
餡も、味噌餡など、地域によって異なります。

また、由来を知るのも、これらの歴史が分かって面白いですね。。

そんな歴史を感じながら、縁起の良い食べ物を食べて、家族で楽しい時間
を過ごしてくださいね。

スポンサーリンク

   

関連記事

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

error: Content is protected !!