今、「美容と健康に良い」ということで、「もち麦」が大人気です。
昔から麦は体に良いと言われていましたが、「もち麦」は、他の麦とは少し違っ
ています。
そこで、「もち麦」の特徴を、「押し麦」との違いと絡めながらご紹介していき
ます。
また、「もち麦」や「押し麦」の美味しい炊き方についてもお話していきます。
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もち麦ってなに?押し麦との違いは?
早速、「もち麦」と「押し麦」は、どう違うのかということについてお話しますね。
「もち麦」も「押し麦」も、元々は大麦なので、ルーツは同じです。
ところが大麦には、「うるち性」「もち性」と2つの種類があります。
「うるち性」の麦は粘りが少ないのが特徴で、これを平たく潰したのが「押し麦」です。
一方、「もち性」はもちもちした食感が特徴で、これを「もち麦」として製造しています。
ただ、炊き上げてしまうと、「押し麦」も「もち麦」も、それほど食感の違いはありません。
また、「押し麦」・「もち麦」共に、炊いた後はほとんど無味です。
「もち麦」と「押し麦」の違いは他にもあります。
「もち麦」にはかなり豊富な『食物繊維』が含まれていますが、「押し麦」はそれほど
でもありません。
そのため、腸内環境を整えたり、ダイエットに役立てたい場合などは、「押し麦」よりも
「もち麦」が適しています。
また、「もち麦」の方が「押し麦」よりも、『たんぱく質』の量が多いことも特徴です。
なぜ、同じ麦なのに、含まれている栄養の量が違うのでしょうか?
これは、「もち麦にが外皮があり、押し麦にはない」ということが関係しています。
実は麦は、外皮部分こそが、栄養分が多い場所なのです!
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なので、その部分を残して製造されている「もち麦」は、必然的に栄養価が高くなります。
従って、「栄養価が高い」ということから、「もち麦」の方が「押し麦」よりも、価格が
100~200円くらい高いです。
もち麦や押し麦の美味しい炊き方は?
では、「もち麦」や「押し麦」はどのように炊けば良いのでしょうか?
「もち麦」も「押し麦」も、白米に混ぜて一緒に炊くので、炊き方は基本的に同じです。
でも、せっかくなら、美味しく炊き上げたいですよね。
そこで、「もち麦」・「押し麦」の美味しい炊き方についてお話していきます。
ここでは、1合分の白米と一緒に炊き上げる方法を説明します。
白米1合に対し、固め・柔らかめではなく、「普通の炊き方」の量の水を炊飯器に入れます。
次に、「もち麦」・「押し麦」を好きな量だけ用意し、麦が大体何グラムくらいあるかを把握
しておきましょう。
そして、麦のグラム数の2倍の量の水を麦の中に入れます。
その状態のまま、30分程度、麦に水を吸収させましょう。
これが終わったら、給水後の麦と白米を混ぜ、そのままいつも通り炊けばOKです。
このように炊くと、「もち麦」も「押し麦」も、美味しくいただくことができます。
さいごに
「もち麦」も「押し麦」も、元は同じ大麦ですが、「うるち性」か「もち性」かという違いが
あります。
また、外皮があるかどうかという点も大きな違いです。
外皮部分は栄養価が高いので、外皮が付いている「もち麦」は、「押し麦」よりも栄養価が高
くなります。
炊き方に関しては、「もち麦」も「押し麦」も同じです。
それほど手間のかかる炊き方ではないので、今日からすぐ試してみることができますね。
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ぜひ、いつものご飯に混ぜて、より健康的な食生活をスタートしてみてはいかがでしょうか。
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