寒くなるころからは、「冷え性」の方にとってはつらい季節でしょう。
上半身は暖かいのに、手足がとにかく冷えるといった声をよく聞きます。
「冷え性」は、睡眠に影響するなど、悩みが深刻になることもあります。
今回は、「冷え性」の改善方法についてご紹介します。
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冷え性の改善には入浴が効果的!
「冷え性」は、寒いところで体が冷えてしまったり、血液の循環が悪く、手足が温まらない
状態が続きます。
血液の循環が悪い場合の「冷え」は、体全体に必要な栄養が届いていないということなので、
体のさまざまな不調にもつながります。
病気によって血液循環が悪くなっている場合もありますが、ほとんどの場合は、少しだけ血
行を良くすることで改善できることが多いです。
では、どうすれば血行を良くすることが出来るのでしょうか?
血行を良くして、冷え性の改善に役立つものには、次の3つが挙げられます。
● 温かい食べ物・飲み物
● 軽い運動
● 入浴
これらの中でも、最も効果的なのが『入浴』です。
『入浴』によって、体全体が温まり、血管が広がります。
広がった血管により、血液の巡りが良くなり、熱を全身に運んでくれます。
そして、温まった体を入浴後に衣服で保温することで、冷えを取ることがことができるのです。
ただ、気を付けることもあります。
それは、「入浴の方法」と「保温の仕方」です。
「入浴の方法」は、次の章でくわしくご紹介します。
「保温の仕方」ですが、寝る時に ”靴下を履く”といった方もいらっしゃるでしょう。
この靴下ですが、サイズを誤ると、逆に足を冷やしてしまいます。
足を締め付けるようなサイズのものは、血行を悪くし、足が冷えてしまいます。
それによって、「よく眠れない」などの睡眠に影響することがあります。
入浴後に足を保温する場合は、ゆったりサイズの靴下を履きましょう。
冷え性を改善するお風呂の入り方
『入浴』するにも、効果的なお風呂の入り方があります。
「冷え性」には「半身浴」が良いと聞きますが、これからの季節は、「半身浴」にしようと
すると、寒いの為に、お湯の温度を高めに設定してしまいがちです。
高めに設定したお湯だと、すぐに暑くなってしまい、体の芯が温まる前に、お湯から出てし
まいます。
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これだと、体の表面しか温まっていないので、入浴後にすぐに冷えてしまいます。
効果的なお風呂の入り方とは、体の芯まで温めて、血行を良くし、入浴後も保温できるとい
う方法です。
★ やや熱めのお湯で全身を温める。
目安としては、40℃~42℃で、10分~15分程度お湯に浸かっていられる温度にしま
しょう。
短くても、10分はお湯に浸かって温まりましょう。
★ 手足&肩の軽いストレッチをする。
お湯に浸かって、手首&足首をぐるぐる回したり、前後の動かして曲げ伸ばします。
筋肉を動かすと、熱が作られるので、ちょっと意識して動かしてみましょう。
手足の冷えがひどい場合には、特におすすめです。
肩周辺を動かすのも効果的です。
どうでしょうか?この方法なら、毎日のお風呂タイムで実践出来るのではないでしょうか。
冷え性の改善に役立つ高炭酸入浴剤
『入浴』でのさらなる効果を得たいなら、「入浴剤」が役立ちます。
保温が持続する入浴剤には「炭酸入浴剤」があります。
最近は、この炭酸パワーをアップさせた「高炭酸入浴剤」の人気が高まっています。
「炭酸」には、お湯に溶けた炭酸が皮膚から吸収されることで、末梢の血管を広げ、血行
を良くする効果があります。
これにより、体を温める効果が上がるのです。
また、疲労回復にも効果があるとされています。
さまざまな商品がありますので、お好きな香りのものなどを選んで、お風呂タイムに楽しみ
をプラスしてみてはいかがでしょうか。
さいごに
「冷え」は、”万病のもと”とよく言います。
手足が冷えた状態での仕事や家事はつらいです。
それを放っておくと、「冷え性」の症状が酷くなり、しもやけになったり、他の病気を呼び
込んだりすることになります。
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そうならないように、効果的な入浴で寒い季節を乗りきりましょう!
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