身内に不幸があり喪中である場合、「喪中はがき」を出すのが
一般的です。
しかし、「喪中はがき」は、年賀状のように毎年出すものではないので、
書き方が分からない場合も多いのではないでしょうか。
そこで、今回は「喪中はがき」の書き方についてご紹介します。
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喪中はがきの書き方ポイント
「喪中はがき」は、喪中であるために年賀欠礼することをお知らせするものです。
ですから、作成する際には、いくつかのポイントがあります。
はがき・・・年賀はがきは使用しません。
普通のはがきで作成します。
切手・・・普通郵便の切手でも問題ありませんが、弔事用の切手を使用する方が良いでしょう。
言葉・・・「年賀」という言葉は使わないようにしましょう。
代わりに「年始・年頭・新年」と書きます。
では、内容について書き方をご紹介します。
(1)年賀欠礼の挨拶
(例文)喪中につき年末年始のご挨拶を謹んでご遠慮申し上げます
(2)亡くなった方について
・誰が(氏名・年齢・続柄など)
・いつ
(例文)本年七月に 母○○○が 九十歳 にて永眠いたしました
本年○月に 妻○○の 父○○○○ が ○○歳 にて永眠いたしました
(3)故人がお世話になったことへの感謝
(例文)生前賜りましたご厚情に深く感謝申し上げますとともに・・・
(4)今後もかわらぬお付き合いをお願いする
(例文)明年も変わらぬご厚誼を賜りますよう謹んでお願い申し上げます
※近況報告(特に、結婚、誕生などのお祝い事)は書かないのが基本です。
ただし、お世話になった方や親しい方への添え書きは問題ありませんが、
お祝いにあたる内容は書かないようにしましょう。
(5)差出年月・・・喪中はがきを出す年月
(例)平成○○年○○月 ※ 漢数字で書きましょう。(十月、十一月など)
(6)差出人
テンプレートも数多くあります。
ご自分に合うものを選んで使用すると簡単に作成できるでしょう。
喪中はがきの書き方【夫婦で出す場合】
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「喪中はがき」を夫婦連名で出す場合の、「続柄」と「差出人名」はどのように書けば
よいのでしょうか?
まずは、「続柄」ですが、夫婦連名で出す場合は、ご主人との関係で書きます。
ご両親が亡くなられた場合でみていきましょう。
● ご主人の「父・母」の場合は、そのまま「父・母」または「実父・実母」となります。
● 妻の「父・母」の場合は、「岳父・義父」「丈母・義母」となります。
「岳父」や「丈母」は、尊敬の念を込めた表し方です。
受け取られた方が分かりづらいということで、「義父・義母」を使われることが多いです。
また、「○○(妻の名前)の 父 ○○ ○○」との書き方でも良いです。
そして、「差出人名」ですが、お子さんがおられる場合でも、夫婦のみの連名にします。
(ご主人の名前)○○ ○○
(妻の名前) ○○
このように書いて出すと良いでしょう。
喪中はがきの書き方:表書きは?
「喪中はがき」の文面を作成できたら、表書きをします。
「喪中はがき」をパソコンで作成する場合は、表書きも、パソコンで印刷しても問題ありません。
より丁寧にということでしたら、「手書き」すると良いでしょう。
この場合、「筆ペン」で記入しましょう。「万年筆」でも良いです。
表書きは、「薄墨」にする必要はありませんので、普段お使いの筆ペンで大丈夫です。
また、「縦書き」か「横書き」かという点についてですが、
文面が横書きなら、表書きも「横書き」で問題ありません。
しかし、文面は「縦書き」のものが多いのではないかと思います。
そして、「筆ペン」で記入するということも考えると、「縦書き」にする方が印象がよいのでは
ないでしょうか。
さいごに
毎年の年賀状も作成には時間がかかります。
ましてや、「喪中はがき」は、分からないことも多いので、余計に時間がかかります。
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早めに作成の準備をすると安心でしょう。
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