プランターでトマトを育てた後、残ってしまっ
た土をそのまま処分するのはもったいないです
よね。
では、プランターに残った土を、翌年も栽培に
使うことはできるのでしょうか?
また、同じ土を使って連作をした場合、連作障
害が起きることはあるのでしょうか。
ここでは、トマトを栽培した後のプランターの
土を、再利用するためのポイントをお話します。
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トマト栽培後のプランターの土は再利用できる?連作障害とは?
野菜の栽培において、基本的には、プランター
に残った土は、翌年に再利用しても大丈夫では
あります。
でも、トマトの場合、翌年も同じようにトマト
を植えてしまうと、連作障害が起きてしまいます。
連作障害とは、同じ土を使い回しすることで、
土の中に残った害虫や病原菌によって、翌年植
えた作物に被害が起きることです。
トマトの場合に起きる連作障害の代表格は、栄
養不足によって起きる「青枯れ病」などの病気
です。
土の中に残った害虫が、土の中の栄養分をどん
どん食べてしまい、翌年のトマトが栄養不足に
なります。
また、害虫が増加することで、トマトの生育に
役立つ微生物が減ってしまうこともあります。
その結果、トマトの苗が力をなくし、病気にな
ったり、スムーズに育たなくなったりしてしま
うのです。
トマトプランター栽培のコツ! 翌年もトマト!?
トマトを同じ土に連作すると、連作障害を起こ
しやすいのですが、それを避ける栽培方法もあ
ります。
まず、土を使い回す際は、つぎのトマトを植え
る前に、土を入念に手入れしましょう。
前の年の土は、最初に全てふるいにかけ、大き
めのサイズの不純物を除去します。
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つぎに、その土を消毒するのですが、夏は直射
日光に当てる形で熱消毒します。
一方、冬は、土に熱湯をかけて外にさらすとい
う消毒を、2~3週間に1回のペースで数回繰
り返します。
そして、土を消毒した後は、栄養を補充します。
土の中に、培養土を1割くらい混ぜればOKです。
また、トマトを連作する場合、隣に防虫効果の
あるハーブを植えるといいですよ。
トマトと相性がいいのは、「バジル」です。
バジルには優れた防虫効果があるため、連作障
害の原因となる害虫を予防する効果が期待でき
ます。
さて、トマトは連作障害を起こしやすい野菜な
のですが、逆に、連作障害を起こしにくい野菜
もありますよ。
連作障害を起こしにくい野菜の代表格は、小松
菜とニンニクです。
小松菜もニンニクも、家庭菜園初心者が育てや
すい野菜です。
畑で栽培するのであれば、ニンジンやさつまい
も・とうもろこしも連作障害を起こしにくい野
菜です。
でも、これらは小さめのプランターでは育てら
れない野菜なので、やはり、小松菜かニンニク
がオススメです。
さいごに
トマトを植えたプランターの土は、使い回して
もOKですが、手入れして消毒してから使いま
しょう。
これをせずに使いまわしてしまうと、連作障害
を起こし、翌年の苗が育たなくなります。
トマトを連作する場合は、土の手入れは必須で
す。
さらに、防虫効果のあるバジルを隣に植えるこ
ともオススメですよ。
また、トマトではなく、連作障害を起こしにく
い小松菜やニンニクを植えるのもいいでしょう。
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