梅雨時期に美しく咲いてくれる「紫陽花」。
最近は、『母の日』のプレゼントとしても人気ですよね。
そんな「紫陽花」の鉢植えを大切に育てているつもりなのに、花が咲いてくれない
という悩みが多いようです。
そこで、「紫陽花」の鉢植えで、花が咲かない原因と、花を咲かせるための管理方法
をご紹介していきます。
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紫陽花の鉢植えで花が咲かない原因は?
「紫陽花」は、病害虫にわりと強く、初心者でも育てやすい植物です。
ですが、鉢植えの場合は、育て方を間違えると、翌年花が咲かないということがよく
あります。
花が咲かないと残念でしかたないですよね。
翌年以降、「紫陽花」の花を咲かせるためにはどうしたらよいのでしょうか?
まずは、「紫陽花」の花が咲かない原因を見ていきましょう。
● 植え替えしていない
鉢植えの「紫陽花」の場合、植え替えが必要です。
購入した鉢植えは、底面給水になっているものが多いです。
底面給水は、土の性質や量などから、家庭での栽培には不向きです。
なので、購入後はすぐにでも植え替えをした方がよいのです。
購入後に植え替えをしていない場合は、葉が落ちた後に植え替えしましょう。
ひと回り大きな鉢と、用土を用意して植え替えします。
用土は、「一般的な草花用培養土:赤玉土小粒=3:7」が好ましいです。
適期としては、11月下旬~12月上旬、3月です。
植え替え後は、たっぷりと水を与えましょう。
また、根の成長が早く、根詰まりも起こしやすいので、2年に1回は植え替えを
したほうがよいです。
● 株が弱って花を咲かせるのを休んだ
『母の日』のプレゼント用などの鉢植えは、花を早く咲かせる処置をしていたり、
花を大きく見せるために、小さな鉢で育てられています。
そのため、株自体に負担がかかり弱ってしまい、花を咲かせるのを休むことがあ
ります。
株が元気になれば、また花を咲かせます。
● 剪定していない または 剪定を失敗している
剪定をしていないと、株が弱ったりします。
また、剪定で花芽を切り落としている場合なども、花が咲かない原因となります。
● 肥料を与え方が間違えている
「紫陽花」の鉢植えは、花芽を作るための肥料が必要です。
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ですが、肥料を与えすぎると、蕾がつきにくくなったりします。
また、肥料が足りないと、株が弱ったまま回復しません。
花後のお礼肥として、緩効性化成肥料を一回与えるなどしましょう。
ただし、夏の高温期や冬前は、与えすぎないように気を付けましょう。
そして、2月にも肥料を与えます。
● 寒さで花芽が傷んだ
せっかく花芽が付いても、寒さで傷んでしまうことがあります。
冬は、乾燥した寒風に当てないように管理しましょう。
● 日光不足
「紫陽花」は、日陰でも育ちそうなイメージがありますが、日光不足だと花が咲か
なくなります。
それならばと、日がよくあたる場所に置きっぱなしもNGです。
特に、夏の日差しは強すぎるので、置き場所に注意しましょう。
午前中は日に当て、午後は日陰に置くのが理想的です。
紫陽花の鉢植えは剪定が重要!?時期や方法は?
「紫陽花」の花が咲かない原因を見てきましたが、花を咲かせるためには「剪定」
がとても大切です。
「紫陽花」の「剪定」について詳しく見ていきましょう。
まずは、花後に花がらを切り落とします。
この作業により、枝が伸びて、花芽が付きます。
切る位置は、花から2節目の芽の上で切ります。
7月末までに終わらせましょう。
そして、秋以降に「剪定」をします。
この作業により、細い枝や余分な花芽を取り除き、残した花芽を大きくします。
「剪定」をするのは、11月下旬~3月上旬の期間で、寒すぎない時期が適期と
なります。
「剪定」で取り除く枝は、以下の通りです。
・芽の付いていない枝
・内側に伸びている細い枝
・混み合っている枝
さらに、「芽かき」をします。
地際にたくさん芽が出てくると、混み合ってしまいます。
芽の付け根から取り除き、芽の数を減らします。
この作業により、よい花を咲かせてくれるようになります。
さいごに
見事に咲いた「紫陽花」は、本当に綺麗ですよね。
今年は花が咲かなくても、適した作業で育てると、来年は花を咲かせてくれるで
しょう。
来年こそは、美しい「紫陽花」の花を咲かせてくれますように。
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