冬が終わり、春がやってくると旬を迎えるのは、そう「イチゴ」です。
「イチゴ」って、クリスマスのケーキに飾られているので、旬は ” 冬 ” だと
思われている方が多いかもしれませんね。
ですが、実は「イチゴ」の旬は、3月~4月頃で、春のフルーツなんです。
とはいえ、「イチゴ」が1番多く出回るのは、12月後半~2月頃にかけてと
なります。
それなら、『イチゴ狩り』もこの時期から出来るのでしょうか?
今回は、フルーツの中でも大人気な「イチゴ」の旬とともに、
関東で『イチゴ狩り』ができる時期&おすすめスポットをご紹介していきます。
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イチゴ狩りが関東でできる時期はいつまで?
みんなが大好きな「イチゴ」。
赤くて愛らしい姿の「イチゴ」は、バラ科の植物で、花托の発達した花の一部
なんですね。
実は、私たちが口にしている部分は、果実ではないんです。
そして、この「イチゴ」は、お年寄りから子供まで幅広く人気ですよね。
毎年2月頃になると、多くの外食チェーンなどが、イチゴフェアなんかを行います。
このイチゴフェアを行うと、確実に外すことなく売り上げを上げることが出来るそう
なのです。
ちょっと脱線しましたが、「イチゴ」の旬について見ていきましょう。
近年は、消費者の皆さんの「早く食べたい!」ケーキ屋さんの「スイーツに使いたい!」
という気持ちに応えようと、イチゴ農家の皆さんが頑張って、ハウス栽培の技術や品種改良
を行ってくれています。
そのお陰で、どんどん早く美味しいイチゴが出回るようになってきました。
今では、ほとんどの「イチゴ」が促成栽培されています。
ビニールハウスでの栽培がまだ主流ではなかったころは、3月~5月に旬を迎え、食べ頃
だった「イチゴ」。
そして、4月の「イチゴ」は、安くて、しかも甘さが強く、1番美味しい時期です。
今ではビニールハウスでの栽培が主流となり、12月下旬~2月といった寒い時期が食べ頃
となりました。
その理由は、寒い時期の「イチゴ」は、甘さがぎゅぎゅっと濃縮されてとっても甘~くなっ
ているから。
想像しただけでもよだれが出てきそうですね。
さらに、最近では、真夏に採れる「サマープリンセス」や「すずあかね」、「なつみずき」
などといった品種も登場しています。
夏でも「イチゴ」を食べられるなんて、嬉しい限りですね。
「イチゴ」が1番美味しい時期は、4月とお伝えしましたよね。
ですが、これはあくまでも露地栽培の話です。
今の「イチゴ」は、ハウス栽培のものが多いので、その旬は12月~1月頃とされています。
なので、『イチゴ狩り』ができる時期は、これに露地栽培の「イチゴ」を合わせて、
12月~6月頃まで楽しめるのです。
この時期は地域により異なり、特に涼しい地域では6月頃まで出来る所も多いです。
今回は、関東での『イチゴ狩り』についてご紹介していますよね。
関東では、「ゴールデンウィーク頃まで」という所が多くなっています。
というわけで、せっかく『イチゴ狩り』に行くのなら、「美味しいイチゴが食べたい!」と
思いますよね。
そんな方には、12月下旬~2月の寒い時期の『イチゴ狩り』がおすすめ。
しかし、この『イチゴ狩り』が始まったばかりの時期は、どこも料金がちょっとお高めなん
ですよね。
「その割りには思ったほど食べられないし、制限時間もあったりで、お財布に優しくないん
じゃない?」
なんて考える方も多いはずです。
そんな方には、3月がおすすめです。
春先になると、『イチゴ狩り』の料金が下がってきます。
さらに、冬に出来た美味しい「イチゴ」を食べられます。
なので、この時期を狙うと、お値段&美味しさのどちらも満足できるでしょう。
そして、さらに「コスパを重視する!」というのであれば、4月~5月を狙いましょう。
実はこの時期は、スーパーなどでも「イチゴ」のお値段が1番下がる時期なんです。
しかも、陽気も春めいて暖かいので、絶好の『イチゴ狩り』日和。
1番美味しいとされる時期とは少しずれてしまいますが、採れたての「イチゴ」は、やっぱり
美味しいです!
それに、小さいお子様連れで行くのなら、やっぱり暖かい時期の方がいいですよね。
なので、『イチゴ狩り』を家族連れで ” お得に楽しみたい ” という方には、
このシーズンがおすすめです。
イチゴ狩りができる関東のおすすめスポットは?
では、関東で『イチゴ狩り』ができるスポットをご紹介しましょう。
「イチゴ」の生産量日本一は、『栃木県』というのは有名ですよね。
何と、その生産量は2015年のデータによると、24,800トンも出荷されています。
その生産量は昭和43年からずっと日本一の座を守り続けているのです。
すごいですよね。
しかも、栃木県でイチゴは県内全域で栽培され、中でも真岡市という所がトップに
君臨しています。
有名なブランドでいえば、「とちおとめ」や「女峰」ですね。
ちなみに、2位は『福岡』、3位に『熊本』と続きます。
さて、そんな日本一の生産量を誇る栃木県での『イチゴ狩り』スポットといえば、
栃木市にある観光農園「アグリの郷」です。
こちらの農園では、12月上旬~5月上旬まで『イチゴ狩り』を楽しむこと
ができます。
食べられる品種はもちろん、「とちおとめ」です。
また、予約制にはなりますが、「とちおとめ」の品種改良から生まれた「とちひめ」も
味わうことができます。
この「とちひめ」は、果肉がやわらかいため、ほとんど市場に出荷されません。
「アグリの郷」は、「とちひめ」が食べられる珍しい農園なのです。
気になる料金ですが、【30分食べ放題】で、
(12月~1月)
・大人 1,500円
・小学生 1,100円
・幼児(3歳~未就学児) 800円
です。
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これが(2月)になると、
・大人 1,400円
・小学生 1,000円
・幼児(3歳~未就学児) 700円
と少しお安くなります。
さらに、(3月~5月)は以下の通りです。
(3月)
・大人 1,300円
・小学生 900円
・幼児(3歳~未就学児) 600円
(4月)
・大人 1,200円
・小学生 800円
・幼児(3歳~未就学児) 500円
(5月)
・大人 1,000円
・小学生 600円
・幼児(3歳~未就学児) 500円
いかがでしょうか?
このように旬を過ぎてくると、どんどんお安くなっていきます。
ちなみに、「とちひめ」は、「+100円」で食べ放題にすることができます。
■ 「アグリの郷」
所在地:栃木県栃木市大塚町128-1
電話番号:0282-27-0882
営業時間:10~15時 (毎週木曜日は定休日)
アクセス:最寄駅「東武野州大塚駅」から徒歩15分ほど。
お車の場合は、東北道栃木ICから県道2号経由で6kmほど。
(駐車場・・・50台分完備)
つぎのおすすめスポットは、茨城県石岡市にある「いちご家のむのむ」です。
何とも可愛らしい名前ですよね。
こちらでは、1月2日頃~5月下旬まで『イチゴ狩り』を楽しむことができます。
食べられる品種は、「とちおとめ」「紅ほっぺ」「いばらキッス」と3種類もあります。
さらに嬉しいのは、高設栽培のため、「イチゴ」が高い位置にあり、摘みやすくて食べや
すいのです。
土耕栽培ではないので、足元が汚れる心配もありません。
また、車イスの方でも安心して入園出来るところもいいですよね。
『イチゴ狩り』に必要な「おしぼり」や「小さい子ども用のエプロン」まで用意されています。
まさに至れり尽くせりの農園なのです。
また、敷地内には、日帰り温泉が楽しめる「ゆりの郷」という施設もあります。
『イチゴ狩り』のついでに、こちらの温泉に寄られる方も多いそうですよ。
気になる料金は、【60分食べ放題】で、
(1月~3月)
・大人 1,600円
・小人(4~12歳) 1,400円
・3歳以下無料
となっていて、4月以降は順次値下げされて行くそうです。
■ 「いちご家のむのむ」
所在地:茨城県石岡市小幡1416
電話番号:0299-42-4126
開園時間:10時30分~(毎週火曜日は定休日)
※イチゴがなくなり次第終了してしまうので、早めに行った方がよさそうです。
アクセス:JR石岡駅から関鉄グリーンバスフラワーパーク経由柿岡車庫行きのバスに乗り、
バス停「細内」で下車。
そこから徒歩で約5分。
お車の場合は、常磐道土浦北ICから県道199・150号経由で20キロほど。
(無料駐車場…150台分完備)
最後のおすすめスポットは、群馬県高崎市にある「ファームクラブ中里農場」です。
1月2日頃~5月中旬まで営業しています。
こちらの農園では、なんと「イチゴ」に、モーツァルトの楽曲を中心にクラシック音楽をBGMとし
て聞かせているそうです。
このようにして、ストレスフリーの美味しい「クラシック苺」作りを行っているんです!
なんだか急に高貴な「イチゴ」に感じてきましたね。
そんな「中里農場」では、「章姫(あきひめ)」「紅ほっぺ」「やよいひめ」の3種類を味わ
うことができます。
気になる料金は、なんと【時間無制限で食べ放題】で、
・大人 1,600円
・小人(小学生) 1,400円
・幼児(3歳以上) 1,100円
となっています。
さらに、「練乳サービス」「ジェラートまたはコーヒーサービス」まで付いています!
■ 「ファームクラブ中里農場」
所在地:群馬県高崎市中里町820
電話番号:027-371-0007
営業時間:9~16時まで(定休日は、味覚狩り期間中は無休。嬉しい!!)
アクセス:最寄駅のJR高崎駅から榛東村役場行きバスに乗り、バス停「生原」で下車。
そこから徒歩で約10分。
お車の場合は、関越道前橋ICから県道10号を7キロほど。
(駐車場・・・40台完備)
さいごに
いかがでしたか?
意外な「イチゴ」の旬や、時期による味の違いなどがあって、びっくりしたのではないで
しょうか?
そして、『イチゴ狩り』に行きたくなっちゃいましたよね!
もちろん、書いてる私もです。
ちなみに、「イチゴ」は、果実の先のほうからだんだんと根元のほうに向かって赤く熟して
いきます。
なので、根元まで真っ赤なのが ” 完熟 ” した「イチゴ」です。
『イチゴ狩り』では、この ” 完熟イチゴ ” を狙いましょう。
さらに、「イチゴ」の美味しい食べ方は、ヘタの方から食べること。
実は、「イチゴ」は先端にいけばいくほど糖度が高くなります。
そのため、先端から食べてしまうと、どんどん酸っぱく感じてしまうんですね。
ですので、「イチゴ」の美味しい食べ方は、ヘタの方から先端へ食べ進めるのが正解なのです。
また、『イチゴ狩り』に行く時は、動きやすく汚れてもいいような服装で行きましょう。
さらに、足元がぬかるんでいる場合もありますので、スニーカーなどの動きやすい靴が
おすすめです。
手も汚れますので、ウエットティッシュなんかもあると便利ですね。
「イチゴ」にはたくさんの種類があり、その地域でしか味わえない味がたくさんあります。
是非とも農園に足を運び、現地での美味しさを味わってみてくださいね!
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