赤ちゃんが生まれると、1歳になるまで日本では様々な行事があります。
「お七夜(おしちや)」、「お宮参り」、「お食い初め(おくいぞめ)」、「初節句」などです。
赤ちゃんのこのような行事って、分からないことだらけ・・・
その中でも、重要視されるのが「お食い初め」ですが、どんな行事なのでしょうか?
初めての赤ちゃんだと、あまりイメージが湧きませんよね。
そんなママ達に、今回は「お食い初め」をご紹介していきます。
スポンサーリンク
赤ちゃんの行事であるお食い初めとは?
まず、「お食い初め」とは、どんな行事なのでしょうか?
赤ちゃんに、生まれて初めてごはんを食べさせる儀式を「お食い初め」といいます。
「お食い初め」は、その子が一生食べ物に困らないようにという願いの込めてお祝いします。
お祝いの時期は地方によって異なりますが、ちょうど離乳食が始まる『生後100日目』頃に
行うことが多いようです。
「お食い初め」は、赤ちゃんのために食膳を整え、実際に食べさせるまねをしてお祝いをします。
これは、歯が生えるくらい成長したことを喜び、今後の子どもの成長を願う儀式で、この日のため
にお膳、お椀、お箸を新調します。
正式な膳は、男の子は「朱塗り」、女の子は「外側が黒塗り、内側が朱塗り」のものを用意します。
メニューは「一汁三菜」を基本に、「尾頭つきの鯛、煮物、赤飯、香の物、汁」の5つです。
香の物の器には、” 丈夫な歯が生えるように ” という意味で「歯固めの石(小石で代用)」と、
” しわができるまで長生きするように ” と「梅干し」を盛りつけます。
最近では、実用的な離乳食用食器セットを使ったり、メニューも赤ちゃんが食べられるベビーフード
やおかゆなどにすることも多いようです。
お祝いの品としては、お食い初め用のお膳、銀のスプーン(外国では食べ物に困らないようにと贈る)、
離乳食用食器セットなどが選ばれています。
「お食い初め」のお祝いをするには、その意味合いを知る事もとても大事ですね。
赤ちゃんのお宮参りとお食い初めは一緒でもよい?
赤ちゃんの行事は、「お食い初め」だけではありません。
実は、「お食い初め」の前の「お宮参り」も、とても大切な行事なのです。
ここで、「お宮参りとお食い初めを一緒にするのはだめなの?」と疑問に思うママもおられるでしょう。
「お宮参り」とは、男の子は「生後31日後」、女の子は「生後32日目」に神社に参拝して、
赤ちゃんの健やかな成長をお願いする行事です。
スポンサーリンク
雑誌などでも「お宮参り」が取り上げられ、「お宮参り」の後に親戚一同でお祝いする会食が、
「お食い初め」として広がりつつありますよね。
ですが、生後31~32日の赤ちゃんを、外で連れまわすのに抵抗を感じる場合もあるでしょう。
また、季節にもよりますよね。
寒い冬だと、どうしようか考えてしまいます。
赤ちゃんは、体力と免疫力が十分ではないという事を忘れてはいけません!
赤ちゃんは、ちょっとしたことで病気にかかりやすいです。
なので、長時間の外出は避けて、外出中でも休憩が必要です。
暑さ寒さや直射日光、紫外線にも注意が必要で、暑い真夏や、寒風吹きすさぶ真冬の
お参りは難しいこともあるでしょう。
時期を気にしすぎずに、「お宮参り」にしても、「お食い初め」にしても、赤ちゃんと
ママの体調に合わせてやるのが一番いいのです。
それで、「お宮参り」と「お食い初め」を一緒にするのも「あり」となってきます。
たしかに、どちらも赤ちゃんが主役なので、母子の体力に支障がなければ大丈夫という
ことになります。
つまり、お母さんとお子さんの体調をみて決めてもOKなのです。
では、「お宮参り」と「お食い初め」をどちらに合わせて行うかですが、「お宮参り」の
時は、生後30日頃にですよね。
生後30日頃の赤ちゃんは、まだ首も座ってないし、体温調節もうまくできない状況です。
この頃の赤ちゃんは気温の変化に対応できませんので、お参りなどする場合は、衣服や
おくるみなどで気を配って適温にしてあげなければなりません。
しかも、免疫力のない赤ちゃんは、感染症にもかかりやすいのです。
そして、ママも、産後間もないデリケートな時期でもあります。
こういう状況の下で、赤ちゃんもママも、体調を崩さないとは限りません。
暑さ&寒さや直射日光などに注意するのはもちろんですが、交通機関も混む時間帯は避けな
ければなりません。
なので、「お宮参り」の頃は、いろいろと気を使うことが多いです。
ところが、三ヶ月を過ぎて100日経つと、赤ちゃんは歯が生え、首もすわり、免疫力も
ついてきて、外出に充分耐えられるようになります。
ママの方も、お産から時間が経っているので、体力を取り戻しているでしょう。
このように考えますと、「お宮参り」も「お食い初め」の100日頃に合わせて行なう方
が合理的だといえます。
何はともあれ、ママと赤ちゃんの体調を中心に考えるのが一番でしょう!
さいごに
赤ちゃんが生まれると、しばらくは行事も多くて大変です。
スポンサーリンク
体調を第一に考えて、赤ちゃんの成長をお祝いしてあげましょう。
関連記事