素麺と冷麦とうどんの違い|美味しい茹で方や賞味期限も違う?

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食欲が落ちる夏は、「素麺」や「冷麦」を食べ
る機会が増えます。

ところで、「素麺」や「冷麦」は、何が違うの
でしょうか?
また、「うどん」との違いは?

そして、茹で方や賞味期限はどうなのでしょうか?

ここでは、「素麺」と「冷麦」の違いについて
ご紹介していきます。

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素麺と冷麦とうどんの違いは?

「素麺」と「冷麦」は、似ているので何が違う
のかなと不思議に思いますよね。

早速、「素麺」と「冷麦」の違いを見ていきま
しょう。
ついでに「うどん」についても見ていきます。
   

「素麺」・「冷麦」・「うどん」の違いは、
「麺の太さ」「製法」です。
   
一般的には、「麺の太さ」で分類されることが
多いのですが、「製法」にも違いがあります。

   

まずは、「麺の太さ」について詳しく見ていき
ます。
   

●「麺の太さ」の違い

JAS(日本農林規格)では、乾麺の分類をつ
ぎのように規定しています。
   

◆「そうめん」

機械製麺の場合:(角棒状)幅0.7~1.2mm
             厚さ1.0mm未満

        (丸棒状)直径0.8~1.3mm

手延べの場合:1.3mm未満

   

◆「ひやむぎ」

機械製麺の場合:(角棒状)幅1.2~1.7mm

             厚さ1.0~2.0mm

        (丸棒状)直径1.3~1.7mm

手延べの場合:1.3mm~1.7mm

   

◆「うどん」

1.7mm以上(冷麦より太いもの)

   

「手延べ干しめん」以外の「干しめん」は、
『干しめん』と記載することになっています。
ただし、ここでも、太さによって、次のように分類されます。
   

◆「干しそうめん」

長径を1.3㎜未満に成形したもの。

   
◆「干しひやむぎ」

長径を1.3㎜以上1.7㎜未満に成形したもの。

   
◆「干しうどん」

長径を1.7㎜以上に成形したもの。

   

このように、麺の太さで分類されています。
ざっくりとまとめると、1.3mm以下のものが
「素麺」で、1.7mm以上が「うどん」。
「素麺」と「うどん」の間が「冷麦」となります。

   

「麺の太さ」による違いを見てきましたが、そも
そも「素麺」と「冷麦」は「製法」が異なります。
「製法」の違いを見てみましょう。
   

●「製法」の違い

広辞苑にはつぎのように記述してあります。
   

◆「うどん」〔饂飩〕

小麦粉に少量の塩を加え、水でこねて薄くのば
し、細く切ったもの。
茹でて汁にひたして食べる。

   

◆「ひやむぎ」〔冷麦〕

細打ちにしたうどんを茹でて冷水で冷やし、汁
をつけて食べるもの。

   

◆「そうめん」〔索麺・素麺〕

小麦粉に食塩水を加えてこね、これに植物油を
塗って細く引き伸ばし、日光にさらして乾かし
た食品。
茹でる、または煮込んで食べる。

   

このように本来、「素麺」と「冷麦」は、製法
が違うものなのです。

『ひやむぎ』は「細打ちにしたうどん」なのです。

「うどん」は、”小麦粉と塩と水を混ぜたものを
練って延ばして切ったもの”です。

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一方、「素麺」は、”小麦に塩と水を加えて練る”
ところまでは同じです。
ですが、「冷麦」のように切らず、”練ったもの
に植物油又はでんぷんを塗り、細く引き延ばし、
天日干しにして作る”のです。

現在は製麺機で作られるので、切って作る「素
麺」もあれば、油を使わず作る「素麺」もあり、
製造工程だけでは区別できなくなっています。

つまり、「素麺」と「冷麦」、「うどん」の違
いは、本来は製法が違うものでした。
現在は、例外も考慮すると、機械麺の場合は
「太さ」を基準にし、機械麺でなければ「製法」
が基準になるということになります。

   

素麺と冷麦の美味しい茹で方は?

「素麺」と「冷麦」の違いは、「麺の太さ」と
「製法」でした。

「麺の太さ」が違うとなると、茹で方も違うの
ではとの疑問が出てきます。
   

そこで、「素麺」と「冷麦」の美味しい茹で方
を見ていきましょう。

   
◆「素麺」と「冷麦」の美味しい茹で方
   
(1)大きめの鍋に多めの水を入れ、沸騰させます。
   

(2)麺がくっつかないようにパラパラと入れます。
  箸でかき混ぜます。
   

(3)茹で時間は、素麺は「3分以下」「冷麦」は
 「約8分」 茹でます。
   

(4)火を止め、ザルに移し入れ、冷水で洗います。
   

(5)器に盛り付けて完成です!

   

「素麺」と「冷麦」の茹で方は、基本的には
一緒です。
違いは、茹で時間です。
茹でる時間に気を付けて、美味しく茹で上げ
てくださいね。

   

素麺と冷麦の賞味期限は?

「素麺」と「冷麦」の賞味期限に違いはある
のでしょうか?
   
「素麺」も「冷麦」も、賞味期限は2年です。

   
●保存期間(賞味期限)の目安

素麺&冷麦の賞味期限・・・2年程度

   
※保存状態が悪いと、賞味期限内であっても、
 カビが生えたり、虫が付いたりします。

※半生タイプのものは、2~3か月が賞味期
 限となります。

   

保存方法についても見ておきましょう。
   

「素麺」・「冷麦」は、基本的には『風通しの
良い冷暗所』で保存します。
冷蔵庫や冷凍庫での保存も可能です。
保存する際は、においが移りやすい食品ですの
で、においの強いものの近くで保存しないよう
注意が必要です。

また、湿気の多いところや室温が高いところ
では、カビや虫が付く原因になるため、注意が
必要です。

“木箱に入っているもの”や”紙箱に入っている
もの”は、そのまま冷暗所で保存します。
出来れば、定期的に箱から出して、天気の良い
日に数時間程度陰干しをすることをおすすめし
ます。
このようにすると、カビや虫が付きにくくなります。

   

さいごに

「素麺」と「うどん」の違いは、見た目から違
いますよね。
でも、「素麺」と「冷麦」はちょっと分かりに
くいですよね。

「素麺」・「冷麦」・「うどん」の違いは、麺
の太さと製法です。

麺の太さが違うことから、茹で時間も異なります。

賞味期限は、「素麺」・「冷麦」も2年です。

どちらも暑い時期にはぴったりなので、夏はど
ちらも大活躍ですね。

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