夏に向けて植物での節電対策をお考えなら、
「ゴーヤ」はいかがでしょうか?
昼間は、家にいることが多い方にとっては、
エアコンをガンガンつけるのは気が引けますよね。
「ゴーヤ」のグリーンカーテンなら、節電の他、
節約にもなりますよ。
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ゴーヤのグリーンカーテンの効果は?
グリーンカーテンにはさまざまなメリットがあります。
★日差しを遮る効果
・真夏にはテラスやベランダを葉っぱが覆い、夏の強い
直射日光をカットします。
★目隠しの効果
・葉っぱが、外部からの視線も遮ってくれるので、目隠し
の役割も果たします。
★気温を下げる効果
・植物は、根から吸い上げた水を葉から蒸散させて、自分
の温度が上がらないようにしています。
この「蒸散作用」によって、放射熱が少なくなり、周囲
の気温を下げてくれます。
また、蒸散によって気温が下がった葉の間を通り抜けて
くる風も涼しくなります。
★新鮮な空気を届けてくれる効果
・植物の「光合成」により、新鮮な酸素を運んでくれます。
★育てる&収穫する楽しみがある
そして、このグリーンカーテンにおすすめなのが
「ゴーヤ」です。
「ゴーヤ」は、1年生のウリ科の植物です。
栽培に関しての特長をご紹介します。
●地植えのほか、マンションのベランダなど、プランター
を利用した少規模栽培ができる。
●大きな棚作りが不要で、栽培面積も比較的少なくてすむ。
●病害虫に強く育てやすい。
●日本の広い地域で栽培が可能。
●食用である。
このように、比較的簡単に育てることができます。
ゴーヤのグリーンカーテンは虫に強い!?
植物は育てたいけど、虫が苦手という方もいらっしゃる
でしょう。そんな方に、虫がつきにくく、虫に強い植物
をご紹介します。
★ゴーヤ
★琉球朝顔、西洋朝顔
日本の普通の朝顔は、 葉があまり多くない。
「琉球朝顔」のオーシャンブルーなどは葉が多くて人気。
とても強健。
「西洋朝顔」は、つるがあちこちに伸び、太くて丈夫。
庭で雑草化する恐れもある。
★パッションフルーツ
生育が早く、病害虫に比較的強い。
カーテンのほか、花や香り、そして果実を楽しめるの
で、人気。
ただし、栽培は、初心者には少し難しく、上級者向け。
乾燥に弱いので、ゴーヤより手間がかかる。
栄養面では、「葉酸」が果物の中でも最も多いと言われ
ている。
ただし、咲いた花には、虫が寄ってくるので、
全く虫のつかない植物はありません。
もし、虫がついてしまったら、以下の方法を
お試しください。
●葉の裏にアブラムシがついたら牛乳スプレー
牛乳を2~3倍に水で薄めてスプレーします。
牛乳が乾くときに出来る薄い膜でアブラムシが窒息死
します。
ゴーヤはアブラムシ以外の虫がほとんどつかないので、
この方法を知っておくと便利です。
牛乳スプレーなら、食べるときも安心です。
●カメムシには
まだ実がつかない早い時期であれば「スミチオン」。
収穫が近い時期なら「天然由来成分の殺虫剤」。
ベニカマイルド、ハイベニカなどのスプレー剤が
よいでしょう。
●害虫駆除の粘着シート
ホームセンターで入手できます。
ゴーヤのグリーンカーテンの育て方
では、ゴーヤの育て方をご紹介します。
(用意するもの)
・ゴーヤの苗
・プランター
・培養土(元肥入り)
・肥料・園芸用ネット
・支柱
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(ゴーヤ栽培スケジュール)
植え付け:5月はじめから6月上旬
ネット張り:6月はじめから
収 穫:7月初旬から9月中旬
(栽培方法)
(1)植え付け:6月上旬まで
苗と苗の間は、約30~40㎝あけます。
ゴーヤは根がよく張る植物なので、プランターには、
余裕をもたせて1~2苗で育てます。
※苗を選ぶ場合
苗は、葉がしっかりとした緑色をしていて、節と節の間が
詰まったものを選びます。
葉に虫が付いていないかもチェックしましょう。
元気があり、双葉、初生葉(しょせいよう)が残っていて、
本葉が2枚ほどついているものを選ぶと良いでしょう。
※プランターの大きさ
1~2株植えるのであれば、
深さ:30㎝、横幅:60~90㎝、縦幅:30㎝くらいのもの
が最低限必要です。
(2)ネット張り
ネット張りのポイントは、上下左右のネットをできるだけ
ピンと張って設置することです。
たるんでしまうとつるがまっすぐに伸びなかったり、
密生してしまうので、しっかりとネットを張りましょう。
(3)つるの摘芯と誘引
「摘芯と誘引」が、グリーンカーテンをつくる際の一番
のポイントです。
「摘芯」・・・苗の本葉が6~7枚になったら、親づるの
先を摘みます。
このように摘み取ったつるのわきから、
新しいつるが出てきます。
「誘引」・・・伸びた子づるを横に誘引して、ネットに
止めます。
これにより、ネットの端まで葉で覆われた
カーテンが出来上がります。
下のほうの葉が密生してきたら、適度に摘んで風通しを
よくしましょう。
(4)追肥
植え付け後の約1ヶ月後から、2~3週間おきに化成肥料
をあげましょう。根から少し離れた土面に施します。
(5)受粉
つるが伸びてくると、黄色い花が咲きます。はじめは、雄花
がほとんどですが、だんだん雌花が増えてきます。
本来は、ミツバチなどが受粉をしてくれますが、マンション
などで育てる場合は、雄花と雌花のおしべとめしべをつけて
人工受粉してください。
(6)収穫
ゴーヤーの表面のイボイボが膨らんできたら、収穫時期です。
実がなってから、約2週間を目安にします。
時間がたつと黄色くなって、破裂するので注意してください。
(水やり)
朝の涼しい時間帯が、水やりに適しています。
土の表面が乾いたら、根元から水をたっぷりとあげましょう。
プランターの下から水が出るまでしっかりと与えてください。
真夏は、葉がしおれていたら、夕方にも与えてください。
(乾燥対策)
土の表面にワラや木のチップ・枯れた葉・腐葉土を敷くと
乾燥対策として効果的です。
(種の採取)
来年の栽培のために、いくつかの実をそのまま熟させ、
種をとっておくとよいでしょう。
ゴーヤの実がオレンジ色になったら、種を取ることが出来ます。
取った種は、陰干しをしてから紙袋などに入れて保管します。
高温多湿な場所では保管に向きませんので、ご注意ください。
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まとめ
上手に育てた「ゴーヤ」は、節電効果バッチリです。
さらに、その育てた「ゴーヤ」を料理に活用すれば、
食費も節約できます。
「ゴーヤ」には、栄養もたっぷりなので、健康にも
役立ち、うれしいメリットが沢山あります。
ぜひ、チャレンジしてみてください。
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