この春 中学校に進学されたお子さんをお持ちのお母さん
にとっては、急に大人びてきたお子さんの成長に驚かれて
いるのではないでしょうか。
また、部活が始まり、忙しい日々をお過ごしのことでしょう。
そんな中、学校から持ち帰る学校検診の結果に戸惑われる
ことがあるかもしれません。
特に「視力」に関しては、親としては敏感になってしまいます。
今回は、中学生のお子さんの「視力低下」についてご紹介します。
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中学生のお子さんは視力低下しやすい!?
小学校の間は、ずっと視力が良かったのに、中学生になると、
視力が低下する子供が増えてきます。
原因としては、
● スマートフォンを持ち始め、操作時間が増える
● ゲーム時間が多くなる
● 漫画や読書の時間が増える
● 身長が伸びて、姿勢が悪くなる
といったことが考えられます。
視力が低下していることは、学校検診の結果で初めて知ること
が多いでしょう。
お子さんが、「最近目が見えにくい」などと教えてくれれば良い
のですが、なかなか言ってくれないものです。
では、学校検診で視力が低下していたら、どうすれば良いの
でしょうか?
まずは、眼科できちんと検査・診察をしてもらいましょう。
学校検診では正確な検査ができていないことがあります。
信頼できる眼科医をご存知なら、そちらで検査・診察を受け
させましょう。
ご存知ないなら、お友達などに聞いてみられるのも良いで
しょう。
視力低下が軽度なら、まだまだ回復する可能性もあります。
部活に入られていたら、なかなか病院に行く時間もないで
しょうが、早めに病院に行かれることをおすすめします。
中学生の視力はどのくらいでメガネ?
学校検診で視力が低下していたら、眼科へ行って正確な検査、
そして、診察をしてもらいます。
その結果、それほど視力が悪くなっていなければ、処方された
目薬のみで様子をみることになります。
しかし、視力が日常生活に支障をきたすほど低下している場合
は、メガネを作らなければなりません。
視力では「0.7以下」だと、メガネを薦められる場合が
多いようです。
また、学校の黒板やホワイトボードの字が見えるかどうか
も、メガネが必要かどうかの判断材料になります。
黒板などの字が見えにくいと、学力の低下につながってしまうの
で、眼科医としっかり相談して決めてください。
中学生の視力回復をさせるには?
学校検診で、お子さんの視力が低下していても、軽度なら、回復す
る可能性があります。
回復させるためには、「目のケア」が重要です。
「目のケア」は、今以上に低下しないようにする予防としても役立
ちます。
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忙しい中学生のお子さんにもできる「目のケア」方法をご紹介します。
★ 勉強やゲームなどの合間に『遠くを見る』
近くのものを長時間見ていると、目のピント調節機能が狂います。
ピント調節が上手くできなくなると、視力低下につながります。
勉強などを1時間続けたら、10分くらいは目を休めましょう。
この時に窓の外の景色を見るようにすると良いでしょう。
★『目の体操』を行う
目の疲れも視力低下につながります。
時々、『目の体操』を行い、疲れを取りましょう。
(1)目を閉じた状態から、両目をパッと大きく開きます。
(2)顔は動かさないで、黒目を左に動かす様に意識して左を
見ます。
(3)同様に、右を見ます。
(4)同様に、上を見ます。
(5)同様に、下を見ます。
★『目に良い食事』を摂る
これは、お母さんにできることです。
お母さんも忙しいですが、お子さんの目の健康のためにも
頑張って『目に良い食事』を作ってあげてください。
・アントシアニンを含む「ブルーベリー」
・ビタミンB群を含む「うなぎ」「レバー」「豚肉」など
・ビタミンEを含む「うなぎ」「ほうれん草」「かぼちゃ」など
・亜鉛を含む「豚レバー」「たまご」など
・DHA(ドコサヘキサエン酸)を含む「アジ」「イワシ」
「サバ」など
・リコピンを含む「トマト」「スイカ」など
・ベータカロテンを含む「かぼちゃ」「人参」など
これらの栄養素には、「目の細胞の新陳代謝」や「視機能の改善」
などの効果があるとされています。
健康管理に役立つ栄養素でもあるので、積極的に食事に取り入れて
いくと良いでしょう。
また、パソコンやスマートフォンなどから「ブルーライト」も
目には良くないとされています。
長時間使い続けないことや、場合によっては、「ブルーライト」
をカットする『PCメガネ』を使用することも必要かもしれません。
▼ 関連記事
『スマホ老眼はブルーライトが原因!?ほかの原因は?どんな症状?』
さいごに
中学1、2年生の間は、まだ視力低下がなかったとしても、
3年生の受験勉強が本格化してから急に視力が低下する場合
もあります。
また、一旦は視力が回復しても、また低下することも十分に
考えられるので、油断せず、日頃から目を大切にするように
してもらいましょう。
中学生は、暗い所で勉強や読書などを続けがちです。
暗いところでの目の酷使は、すぐに視力が低下してしまうので、
このことだけは、しつこく注意したほうが良いでしょう。
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