ここ何年かは異常気象が続くせいか、台風が
頻繁に発生しますよね。
ところで、ニュースなどでよく聞く、サイク
ロン・ハリケーンは、台風とどう違うのでしょうか。
実は、台風・サイクロン・ハリケーンは、似
ているように思えますが、全くの別物です。
そこで、台風・サイクロン・ハリケーンにつ
いて、明確にしていきましょう。
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台風とサイクロンの違いは?
台風とサイクロンの大きな違いは、これらの
原因である熱帯低気圧が発生する地域です。
台風の場合は、太平洋の北西や、南シナ海エ
リアで熱帯低気圧が発生することで起こります。
そのため、その影響で、太平洋の北西や、南
シナ海の周辺で台風が発生します。
地図を見てみるとわかりますが、この地域に
は、日本がしっかり入っています。
一方、サイクロンの場合は、北インド洋・ベ
ンガル湾に熱帯低気圧が発生することで起こ
ります。
なので、サイクロンの暴風雨が起きるのは、
インドなど南アジア・オーストラリア北部な
どです。
ここ3年(2016~2018年)は、台風が年間27
~29回発生しており、その規模も年々大き
くなっています。
逆に、サイクロンは発生頻度が減っているの
ですが、その代わり、規模は年々大きくなっ
ているそうです。
そのため、今後、強い規模のサイクロンが頻
発することが予測され、警戒されています。
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ハリケーンと台風の定義とは?≫
では次に、ハリケーンと台風の違いについて
も見ていきましょう。
ハリケーンと台風の違いも、先ほどお話した
サイクロン同様、熱帯低気圧が発生する地域
の違いです。
ハリケーンは、北太平洋の東側・カリブ海・
北大西洋・メキシコ湾に熱帯低気圧が発生す
ることで起こります。
では次に、台風・ハリケーンの定義について
お話していきます。
台風は、太平洋北西・南シナ海に熱帯低気圧
が発生し、その最大風速が34ノットとなっ
たものを指します。
ハリケーンは、北太平洋の東・カリブ海・北
大西洋・メキシコ湾に熱帯低気圧が発生し、
その最大風速が64ノットとなったものを指
します。
ちなみに、ハリケーンは近年増加傾向にあり、
何と、発生件数が8割以上増えているそうです。
具体的な発生数の情報は、海外の情報のため、
ほとんど出回っていません。
ですが、発生件数・被害の規模が拡大してい
ることから、各国が警戒を深めているようです。
特に、ハリケーンでは、激しい豪雨による水
の被害が、年々深刻化しているようです。
さいごに
台風・サイクロン・ハリケーンの違いは、熱
帯低気圧が発生する地域の違いです。
また、それぞれの最大風速が違うという点も、
これらの大きな違いです。
日本の場合、被害を受けるとしたら台風で、
サイクロン・ハリケーンには基本的には遭遇
しません。
でも、これら3つは発生頻度が増加し、規模
も大きくなっているので、常に警戒する必要
がありますね。
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