近頃は自然災害が多いので、ペットを飼ってい
るご家庭では、ペットの安全も心配ですよね。
全国の自治体は、このような現状に目を向け始
め、ペットの災害時の対策を見直すようになっ
てきました。
ここでは、ペットを飼っているなら知っておき
たい「ペットの防災手帳」についてお話します。
また、ペットの防災セットで、ぜひ準備してお
きたいものについても触れていきます。
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ペットの防災手帳って何?
今注目が集まっている「ペットの防災手帳」は、
愛知県豊橋市の保健所が作成し始めたものです。
「ペットの防災手帳」は、ペットを飼っている
人向けの防災マニュアルを冊子にしたものです。
この「ペットの防災手帳」には、母子手帳のよ
うに、ペットについて登録番号や特徴、予防接
種やワクチン接種歴などを書き込めるようにな
っています。
写真も貼れるようになっています。
これにより、避難所でペットが不明になった場
合など、災害時に備えることができるものです。
しかし、「ペットの防災手帳」は、残念ながら、
まだ全国には普及していません。
そのため、この手帳をもらえるかどうかは住ん
でいる地域の自治体によります。
ただし、ペットの防災のための詳しいマニュア
ルを作成している自治体は増えています。
例えば、東京都では、ペットの防災のためのマ
ニュアルをネットで公開しています。
冊子を受け取ることができなくても、このよう
なマニュアルがあるので、1度読んでおきたい
ところです。
また、災害が起きた場合、ペットと飼い主が一
緒にいられる避難所を準備している自治体も増
えました。
さらに、ペット用のケージの貸し出し、ペット
フードの配給などのサービスもあるので、飼い
主さんは安心ですね。
そして、ペットと一緒に避難所に滞在するとい
うのは、動物が苦手な人もいることを考慮しな
ければいけません。
そこで、そのような人たちにも配慮し、人と動
物の空間を別々にしたりして、色々工夫してい
るそうです。
ペットの防災セットで準備しておくものは?
災害は、いつ起こるか分かりません。
なので、日頃からの備えが大切です。
では、ペット向けの防災セットでは、どんなも
のを準備しておかなければならないのでしょうか。
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まず、どんな動物であっても、1週間分の水と
ペットフードは準備しておきましょう。
先ほどお話したように、ペットフードの配布サ
ービスも、自治体によってはあります。
でも、そのサービスだけに依存するのは危険で
す。
ペットの命に関わることなので、必要なものを
準備をしておきましょう。
つぎに、ペットトイレやビニール袋は、周りの
衛生に配慮するためにも、絶対に必要です。
避難所は雑菌が繁殖しやすいので、ペットの排
泄物は、責任を持って処理しなくてはなりません。
そして、持病があるペットは、常備薬を余分に
準備するようにしましょう。
なので、持病がある場合は、日頃から、常備薬
を病院で余分にもらっておくといいですね。
さらに、ペットの写真・あなたのペットが特定
できる札のようなものも必需品です。
「ペットの防災手帳」がある場合はいいのです
が、お持ちでないなら、代わりになるものを用
意しておきましょう。
万が一、避難先でペットとはぐれた場合に、こ
のようなものがあれば見つけやすくなります。
さて、動物の中でも、犬と猫に関しては、準備
する防災グッズが少し違うので気をつけてくだ
さいね。
まず、犬を避難所に連れて行く場合は、リード
を必ず準備しておいてください。
避難所では、はぐれてしまったり、突然走り出
したりすることもあるので、リードが必要です。
一方、猫の場合は、リードではなく、猫が入る
くらいの大きさのキャリーバッグを準備してく
ださい。
そして、犬の場合、狂犬病の予防接種を受けた
という証明書も、忘れずに持って行ってくださ
い。
これを持っていないと、犬を連れて行っても、
避難所に入れてもらえないことがあります。
「ペットの防災手帳」には、記入欄があるので、
事前に記入しておきましょう。
猫の場合は、猫用の健康手帳を持って行けば大
丈夫のようですよ。
さいごに
「ペットの防災手帳」は、ペットを飼っている
人向けの防災マニュアルを冊子にしたものです。
でも、全国に普及してはいないので、各自治体
のペット用防災マニュアルを見てください。
ペットを連れて非難する場合は、水や食料・衛
生用品・常備薬が必携です。
また、犬と猫の場合は、持ち物が若干変わるの
で、気をつけて準備してくださいね。
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