口の中の怖い病気は、虫歯だけではありません!
実は虫歯以上に怖いのが、歯周病・歯肉炎・歯槽膿漏だと言われています。
この3つは、一見すると似ているように感じますが、少し違います。
そこで、歯周病・歯肉炎・歯槽膿漏の症状の違いと治療や予防方法について
お話していきます。
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歯周病と歯肉炎と歯槽膿漏の症状の違いは?
ではまず、歯周病・歯肉炎・歯槽膿漏の違いについて詳しく見ていきましょう。
まずは『歯周病』です。
歯周病は、「細菌が原因で起きる歯茎の病気全般」を指しています。
なので、歯茎の病気である歯肉炎も歯槽膿漏も、歯周病の中の症状の1つです。
では、歯周病は何が原因で起きるのでしょうか。
その原因とは、磨き残した食べカスと歯石です。
これらを放っておくと、歯周病の原因となる細菌が棲みついて増殖してしまうのです!
それによって歯茎が炎症を起こしてしまうのが、歯周病です。
次に、『歯肉炎』について見ていきます。
歯肉炎は、比較的軽度の歯周病です。
日頃の歯磨きが十分でないという状態が続いた時に起こります。
具体的な症状は、歯茎と歯の間の炎症や、出血などです。
ちなみに、歯肉炎は年齢が若い人でも起こることがよくあります。
歯肉炎が悪化すると、さらに怖い『歯槽膿漏』になります。
歯槽膿漏は、歯肉炎がさらに悪化してしまったものです。
歯槽膿漏になってしまうと、歯肉炎の症状に加え、激しい口臭や知覚過敏の症状が出てしまいます。
さらに進むと、歯茎の激痛に苦しんだり、歯が抜けてしまったりすることも・・・。
そして、本当に怖いのはここからです。
歯槽膿漏とは、歯周病の原因菌が、急激に大量発生して起きるものです。
その大量発生した菌が、内臓にまで流れ込んでしまうこともあるのです!
その結果、心臓疾患や脳疾患など、命に関わるような病気を引き起こすことも・・・。
決して「歯槽膿漏なんて、たかが口の中の病気」などと侮ってはならないのです。
歯周病の治療はどんなの?
では、歯周病になってしまったら、どのような治療をするのでしょうか。
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歯肉炎の場合も歯槽膿漏の場合も、まずは歯医者さんに行きましょう。
自然治癒を期待して、放っておいてはいけません。
歯科医による、きちんとした治療と指導が必要です。
歯肉炎の場合は、一定期間、正しい歯磨きの指導を受けるだけでOKです。
磨き残しのないように、丁寧に歯を磨く方法を教えてもらいます。
それを続けていくうちに、症状は少しずつ改善していきます。
一方、歯槽膿漏の場合は、歯科でクリーニングと治療を受ける必要があります。
まずは、クリーニングで、歯槽膿漏の原因菌を徹底して取り除きます。
その後、必要に応じた治療が始まりますが、この治療はかなり大掛かりになります。
場合によっては、歯茎の手術をすることもあります。
歯周病を予防するには?
一度発症すると怖い歯周病ですが、日頃から予防しておけば心配ありません。
日頃のケアで大切なのは、歯周病の原因となる歯垢をしっかりと除去することです。
歯ブラシで歯の根元を丁寧にブラッシングしましょう。
それと併せて行いたいのが、「デンタルフロスや歯間ブラシの使用」です。
歯ブラシだけでは、歯の間の汚れを落とすことができません。
この汚れが、歯周病の原因菌の住処になってしまうのです!
そこで、デンタルフロスや歯間ブラシを1日に1回は必ず使い、徹底して汚れを落としましょう。
次に、「寝る前と寝起きに、デンタルリンスで口の中の消毒をする」ということです。
寝ている間は、歯周病の原因菌が爆発的に増えてしまいます!
そこで、しっかりデンタルリンスで口の中を消毒し、増えた菌を除去しましょう。
これ、口の中がサッパリして気持ちいいですよ。
そして最後に、年に1~2回は、歯科での定期検診を受けましょう。
万が一歯周病が見つかっても、定期検診を受けていれば、重症にならずに済みます。
面倒がらずに、必ず受けに行くようにしてくださいね。
さいごに
一度発症すると厄介な歯周病ですが、日頃から予防しておけば大丈夫です。
歯と歯茎、そして口の中を、いつも清潔に保つように意識してください。
また、歯科の定期検診も忘れずに!
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そして、もし歯周病になってしまったら、早めに治療を受けて、悪化を防ぎましょう。
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