夏から秋へと季節が変わる頃は、子ども達が体調を崩し
やすい時でもあります。
そんな時に旬を迎える果物といえば、「柿」です。
「柿」は栄養が豊富という話も聞きますが、どのような
栄養があるのでしょうか?
風邪などの回復にもいいのでしょうか?
今回は、秋の味覚「柿」の栄養についてご紹介します。
スポンサーリンク
秋の果物『柿』には栄養素がたっぷり!
「柿」には、『柿が赤くなれば、医者が青くなる』という
ことわざがあります。
これは、「柿の実が赤くなり食べ頃となる時期は、病人が
減り、医者が困る」という意味です。
秋には、柿以外にも栄養豊富な食べ物がたくさんありますが、
中でも、「柿」は『ビタミンC』などを多く含む健康食品
なのです。
では、「柿」にはどのような栄養素があるのでしょうか。
★『ビタミンC』
免疫力を高め、ガンの予防にも役立つ栄養素です。
★『ビタミンA』
目の角膜や、気管支などの粘膜を健康に保つ働きをしてく
れます。
★『ビタミンK』
血液と骨の健康維持に欠かせない栄養素です。
普段は血液が凝固しないようにし、出血時はうまく凝固する
ように働いてくれます。
鼻血が出やすい場合は、『ビタミンK』が不足している可能
性があります。
★『ビタミンB1』
白米などの糖質が分解されてエネルギーに変わる時に必要な
成分です。
疲労回復にも効果があります。
★『ビタミンB2』
成長を促進する栄養素です。粘膜を保護する働きもあります。
★『カロテン』
抗酸化作用があります。
★『タンニン』
ポリフェノールの一種であり、渋味成分です。
『タンニン』には、血行を良くし、新陳代謝を高める効果が
あります。
★『カリウム』
細胞の浸透圧を維持する重要な働きをします。
浸透圧によって、細胞内外の水分や様々な成分を調整してい
ます。
また、過剰な塩分の排出や筋肉の収縮にも作用します。
★『ペクチン』
水溶性食物繊維の一種で果皮に含まれています。
腸内の乳酸菌を増やし、有害物質を排泄する作用があります。
スポンサーリンク
柿の栄養素は風邪にも効果があるの?
「柿」には、健康に役立つ様々な栄養素が含まれていますが、
特に多いのが『ビタミンC』です。
『ビタミンC』には、風邪の予防や症状の改善・緩和に役立つ
効果があります。
その効果について詳しくみていきましょう。
★白血球の働きを強化する
白血球は、体内に侵入してきたウイルスと戦い、やっつけてく
れます。
この白血球の働きを強くし、免疫力を高めてくれます。
★コラーゲンの生成に不可欠
コラーゲンは、細胞同士がくっつくのに必要な成分です。細胞
同士がしっかりくっついていれば、
ウイルスの侵入を防ぐことができます。
また、コラーゲンには、内臓機能の健康や、アレルギーに対す
る免疫機能を高める効果が期待される成分です。
このように、『ビタミンC』には風邪に効果がある栄養素なの
です。
『ビタミンC』の一日の必要量は、「100ミリグラム」ですが、
柿1個でほぼ摂れてしまうほど豊富に含んでいます。
ただ、『ビタミンC』は、普段の生活で消費されやすい栄養素
です。
少量をこまめに摂ると良いでしょう。
風邪には、大根と合わせた「柿なます」が役立ちます。
「柿」には、『ビタミンC』の他、『ビタミンA』や『ビタミン
B1』など、粘膜を健康に保ち、疲労回復に役立つ栄養素もある
ので、風邪に対しての相乗効果が期待できる食材なのです。
さいごに
秋頃の風邪は、気温の変化の影響か、長引く場合があります。
しっかり予防をして、もし、引いてしまった場合でも、早く治る
ように毎日の食事で健康管理をしていきたいですね。
その食事に秋の味覚である「柿」を取り入れてみてはいかがで
しょうか。
スポンサーリンク
関連記事