お盆といえば、「お墓参り」ですよね。
お墓を掃除して、お供えして準備をします。
ところで、お盆にお墓参りはしないとダメなのでしょうか?
また、お盆にお墓参りをするのはなぜなのでしょうか?
お墓参りのマナーやお供え物についても見ていきましょう。
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お盆にお墓参りしないとダメ?なぜするの?
赤ちゃんがいたり、小さな子供がいる場合など、お墓参りに行くの
を躊躇することもあるでしょう。
そのような場合でも、お盆のお墓参りは、しないといけないのでし
ょうか?
望ましいのは、やはり、お盆のお墓参りはした方が良いでしょう。
というのも、お盆のお墓参りでは、ご先祖様を敬い、日頃の感謝を
伝えることができるからです。
今、平穏に過ごせているのはご先祖様のお蔭かもしれませんよ。
ただ、無理をしてまでお墓参りするのも考え物です。
この場合は、状況を考慮して、別の機会にお墓参りすることを検討
しても良いでしょう。
では、「お盆」にお墓参りをするのは、なぜなのでしょうか?
「お盆」とは、正式には『盂蘭盆会(うらぼんえ)』といいます。
『盂蘭盆会』とは、ご先祖様の冥福を祈る行事です。
お盆の期間は、一般的には8月13日~16日までの4日間です。
まず、13日に「迎え火」を焚いてご先祖様を迎え入れます。
そして、16日に「送り火」を焚いて送り出します。
現在では、「お盆」は、”先祖供養のためにお墓参りをする時期”
というのが一般的です。
お盆には、ご先祖様が家に帰って来られます。
この間に、お墓参りをして、お墓を綺麗にしておくという意味合い
もあるようです。
宗教により、お盆にお墓参りに行く理由については様々な考え方が
あります。
お墓参りで大切なのは、「ご先祖様を敬う気持ち」です。
健康に過ごせているなどの日頃の感謝の気持ちを、お墓参りをする
ことでお伝えする良い機会としたいですね。
お盆のお墓参りのマナーは?
では、お盆のお墓参りのマナー(作法)についてご紹介します。
★お盆のお墓参りのマナー
お盆だけの特別なマナーはありません。
お盆に限らず平素からの墓参りでも、
「ご先祖様に心より感謝して、先祖霊に合掌する真心」が大切です。
<お墓参りの基本的な心得や手順>
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お墓参りする時の服装は、正装でなくても大丈夫です。
掃除や墓石に水をかける場合は、多少汚れても良い服装が適している
でしょう。
◎持ち物:生花、線香、ロウソク、お供え物とそれを置くための半紙、
数珠、マッチかライター、手桶とひしゃく(またはヤカン)
※掃除をする場合は、タワシやほうき、ゴミ袋などを持参すると良い
でしょう。
※寺院内の墓地では、まずは本堂のご本尊をお参りしましょう。
ご住職へのご挨拶も忘れずにしましょう。
◎墓参りの作法と手順
① 手桶に水を汲みお墓に参ります。
② 合掌して礼拝してから墓地の掃除をします。
③ 花立ての水を入れ替えます。
④ 生花を飾ります。
⑤ 半紙を敷き、その上に、お供物の菓子や飲み物をお供えします。
⑥ 線香に火をつけます。香炉の場合は立て、線香皿の場合は横
に寝かせます。
⑦ 合掌して冥福を祈ります。
※線香の火を口で吹き消す行為は、マナー違反です。
ローソクにしても手であおいで消しましょう。
※合掌の仕方は、数珠をかけて、手を胸の前で合わせ、
軽く目を閉じ、 頭は30度ほどの角度で傾けます。
そして、しゃがむなどして、墓石よりも体を低くして
合掌するのがマナーです。
お盆の墓参りでのお供え物は?
お墓参りでするお供え物はどんなものが良いのでしょうか?
基本的には、故人が好きだった食べ物が良いでしょう。
その他は、季節の果物などが良いでしょう。
地域によっては、お米とサイの目に切ったなすを混ぜたもの
(水の子)を一緒に供えるところもあります。
最近は、カラスなどに荒らされないように、個包装された小さな
お菓子を供えることも多いようです。
また、お花はそのままにして良いです。
ですが、お供え物は、その場で食べたり、持ち帰ったりするところ
も多いようです。
カラスや小動物が食べ散らかしたり、腐敗して周りのお墓に迷惑を
かけないようにとの配慮からのようです。
お供え物を供えた後はどうすればよいのか、ご両親に確認されると
よいでしょう。
さいごに
「お盆」は、家族が集まって、近況報告をしあったり、故人の思い出
話をしたり出来る特別な期間です。
この時に皆でお墓参りをして、ご先祖様に感謝の気持ちと、今後の
家族の健康をお祈りしましょう。
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