『節分』に子どもと一緒にする「豆まき」は、楽しいですよね。
この「豆まき」では、どんな「豆」をまきますか?
「大豆でしょ」という声が聞こえてきそうですが、大豆ではないところもあります。
今回は、『節分の豆まき』でまく「豆」についてご紹介します。
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節分にまく豆は大豆それとも落花生?
『節分』といえば、「豆まき」ですよね。
昔の「豆まき」には、” 豆” などの穀物が使われていました。
このような穀物には、「邪気を祓(はら)う力がある」と考えられていたので、
「豆まき」は「新年の邪気を祓うため」に行われていました。
昔の「豆まき」に使われた穀物とは、「五穀」のことを指します。
日本での「五穀」は、「米」、「麦」、「アワ」、「キビ」、「豆」の
5種類の穀物となります。
昔は、「豆」に限らず、「米」などもまかれていたようです。
そして、「豆」も、” 大豆” ではなく、” 小豆” がまかれていたという説
もあります。
それが、今日のように「大豆」が使われるのが一般的となったのには、
「収穫量が多い」、「粒の大きさがちょうど良い」などの理由があるようです。
しかし、地域によっては、「落花生」をまくところもあります。
北海道、東北、信越地方では、殻つきの「落花生」をまくという風習があります。
「大豆」よりも「落花生」の方が拾いやすいですし、殻がついているので、拾ったあ
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とも衛生的に食べることが出来るためのようです。
確かに、「大豆」だと、雪の上に落ちたのを拾うのは大変ですよね。
また、鹿児島や宮崎などの「落花生」の産地でも、『節分』には「落花生」がまかれて
います。
そして、最近は、このような地域以外でも、スーパー等の『節分の豆コーナー』には
「落花生」が並んでいます。
「豆まき」は、「邪気を祓って、新しい年の無病息災を願う」といった意味で行うもの
なので、邪気を祓う力がある「豆」であれば、「大豆」でも「落花生」でも良いという
ことになります。
節分の豆まきが落花生ならいくつ食べる?
『節分』に「豆まき」をする意味からすると、まく豆は、「大豆」でも「落花生」でも
良いのですが、食べる数はどうなのでしょうか?
「豆まき」をしたら、福を取り込むために、豆を食べます。
「大豆」なら、「豆まき」の後に食べる数は、
” 歳の数だけ ” または ” 歳の数 +1個 ” が一般的です。
” 歳の数 +1個 ” というのは、「来年の分」ということのようです。
では、「落花生」の場合は、どのように数えるのでしょうか?
「落花生」をまく地域では、” 殻つきの状態 ” で数えるのが一般的となっています。
「大豆」も「落花生」も栄養豊富な食材ですが、繊維質が多いので、食べ過ぎると消化
不良になりかねません。
また、「落花生」は、「大豆」よりもカロリーが高く、脂質も多いので、食べ過ぎには
気を付けたほうが良いでしょう。
豆を食べる数は、自分の身体と相談して、適した量を食べるようにしたいものです。
さいごに
『節分』には、「大豆」ではなく、「落花生」をまく地域もあると知り、驚かれたことで
しょう。
そして、「食べる豆の数」ですが、年齢の低いお子さんは、少ししか食べられずに不満を
持ちそうですが、大人の場合は、食べ過ぎないように気を付けたいですね。
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ご家族の無病息災を願いつつ、楽しい『節分』をお過ごしください。
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