お彼岸の頃によく見かける花といえば『彼岸花』ですね。
どのような印象をお持ちでしょうか?
今回は、『彼岸花』の花言葉などについてご紹介します。
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彼岸花の花言葉は?
『彼岸花』と聞いて、まず思い浮かべるのは「赤い」彼岸花でしょう。
しかし、「白色」や「黄色」など花の色はさまざまです。
早速、「花言葉」を色別にご紹介します。
★赤系
「情熱」「独立」「再開」「あきらめ」
「悲しい思い出」「また会う日を楽しみに」
★白系
「思うはあなた一人」「また会う日を楽しみに」
★黄色系
「追想」「深い思いやりの心」「悲しい思い出」
『お彼岸』の頃に咲く花から、あまり良いイメージを持たれていない方も多いのではないでしょうか。
そんなイメージとは異なり、「情熱」や「深い思いやりの心」など素敵な花言葉を持っています。
彼岸花は縁起が悪い?
素敵な「花言葉」を持つ『彼岸花』ですが、別名がたくさんあり、中には怖い名前もあります。
「死人花(しびとばな)」や「地獄花(じごくばな)」「幽霊花(ゆうれいばな)」などの
異名があります。
『彼岸花』は、「葉見ず花見ず」ともいわれるのですが、
これは、「”花”が咲いている時は”葉”がなく、”葉”がある時は”花”が咲かない」
といった特徴からこのように呼ばれています。
このような植物は珍しいので、昔の人は不気味に思っていたようです。
そして、『彼岸花』の大きな特徴が、「毒を持っている」という点です。
球根に、有毒成分である「アルカロイド」の一種である「リコリン」が含まれています。
もともとは、農作物をモグラやネズミなどから守るために、有毒という特性を知った上で、
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日本に持ち込まれ、植えられたとされています。
食糧不足の時代には、毒を抜いて食べていたようですが、彼岸花は繁殖力の弱い植物です。
食べられないようにする為に、悪いうわさが広まったといった説もあります。
また、お墓の近くに植えられていることも多いので、このようなことから、「縁起が悪い」
とのイメージを持たれているのでしょう。
一方、「曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」という別名もあります。
これには、「天上の花」との意味があり、「おめでたい兆し」とされており、「縁起が良い」
ということになります。
毒を持っていますが、その毒には、病気に効く有効成分もあり、アルツハイマー病の治療薬
としても利用されています。
『彼岸花』は、とても貴重な植物なのですね。
(注)「毒には、病気に効く有効成分がある」とご紹介しましたが、危険ですので、
素人の方は扱わないでください。
彼岸花の種類は?
『彼岸花』は、野生種だけでなく、園芸種も品種改良により数多くの品種があります。
園芸では、『リコリス』と呼ばれています。ダイヤモンド・リリーなど、「赤い彼岸花」とは
イメージの異なるものなどあります。
「遅咲ヒガンバナ」や「キツネノカミソリ」など良く知られたものから、
「エンゼル」や「キューピット」といった可愛らしい品種もあります。
▼ダイヤモンド・リリー
▼『彼岸花』の育て方についての記事はこちらです。
『彼岸花を庭に植えるには?育て方で鉢植えの場合と花後の手入れ』
さいごに
『彼岸花』は、別名も品種もとても多い植物です。
別名には、相反する名前があり、面白いですね。
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知名度はまだまだ低いですが、今後が楽しみな植物です。
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