東北の夏祭りとして有名な東北三大祭りとは?日程は?おすすめは?

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日本各地には、さまざまな夏祭りがありますが、東北には魅力的なお祭りがたくさんあります。
今回は、東北の代表的な夏祭りをご紹介します。

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東北の夏祭りとして有名な東北三大祭りとは?

「東北三大(夏)祭り」とは、「青森ねぶた祭り」、「秋田竿燈(かんとう)まつり」、「仙台七夕まつり」
のことです。
この3つのお祭りについて、由来や特色などをご紹介します。

●青森ねぶた祭り:青森県青森市 
<開催期間:2016/8/2~8/7> 

6日間の期間中に、毎年300万人以上が訪れる東北最大の夏祭りです。

その由来は、奈良時代に伝わった七夕祭と、津軽の古い習俗が一緒になったものと考えられています。
初期の頃は、灯籠を流して無病息災を祈った地元の小さな行事だったようです。
その後、その灯籠が人形や扇になり、練り歩くようになりました。戦国時代には、「津軽の大灯籠」との記述が残っています。
江戸時代には、すでに巨大な「ねぶた(灯籠)」の人形を山車で曳き、踊り騒いでいたとの記述があります。

「ねぶた」とは、”「眠たい」を流す”ということで、「ねむりながし」の風習が由来となっています。
「仕事を妨害する眠気」などのような災厄を払い、無病息災を祈る行事は、各地で行われています。
その中でも「青森ねぶた祭り」は特に盛大に行われ、眠気も吹き飛ぶほどのにぎわいです。

青森の「ねぶた」は、『組ねぶた』と呼ばれるもので、歴史上の人物等で勇壮なものが題材にされています。
台上に、木や竹などを骨組みとした紙製の人形を飾り、人形の中に灯をともした灯籠です。
「青森ねぶた祭り」は、その伝統と重要性から、国の『重要無形民俗文化財』に指定されています。

夏の夜に浮かびあがる勇壮華美な「ねぶた」は迫力があり、祭り囃子と「ラッセラーラッセラー」の掛け声でさらに盛り上げります。
20数台の大型ねぶたが約3キロのコースを練りまわります。2日~6日は夜ですが、7日の最終日は昼に運行されます。
正装衣装を着ていれば、誰でも参加することが出来ます。

また、最終日には、賞を取った5台の「ねぶた」が青森港から運行する「ねぶた海上運行」が行われます。
ねぶた海上運行は2016年8月7日(日)です。

●秋田竿燈(かんとう)まつり:秋田県秋田市 
<開催期間:2016/8/3~8/6> 

二本松提灯祭り(福島県)、尾張津島天王祭(愛知県)と並び、日本三大提灯祭りでもあり、毎年100万人以上が訪れます。

夏の邪気などを払い、五穀豊穣を願う「ねぶり流し」という行事が原型となっていると考えられています。
その原型は、江戸時代にはあったと考えられおり、七夕の笹竹に短冊を飾って練り歩く風習に、お盆の高灯籠が組み合わされたものではないかと言われています。

「秋田竿燈まつり」は、たくさんの提灯を吊した竿燈(かんとう)を稲穂に見立てて練り歩き、五穀豊穣などを願う祭です。
竿燈は、長い竹竿に9本の横竹を結び、46個の提灯を吊したものです。大きなもので、長さ12mあり、提灯の数は46個で、重さは約50kgにもなります。
これを、一人で支え、掌から額、肩、腰などに乗せ、様々な姿で操ります。
絶妙なバランスと力による技も、伝統として磨き続けられており、国の『重要無形民俗文化財』に指定されています。

●仙台七夕まつり:宮城県仙台市 
<開催期間:2016/8/6~8/8> 

地元で「たなばたさん」と呼ばれ、絢爛豪華な笹飾りが有名で、期間中200万人以上が訪れます。

七夕祭は、古くからある風習ですが、仙台の七夕祭は仙台藩主の伊達政宗の時代(元和年間:17世紀)には既に行われていたようです。
仙台藩内では、この七夕祭を「たなばたさん」と呼んでいたようで、現在も地元ではその呼び名で通っています。

江戸時代初期に仙台藩主であった伊達政宗が、婦女に対する文化向上の目的で七夕を奨励したことが契機となり、盛んな年中行事の1つになったと考えられています。
1783年(天明3年)には、天明の大飢饉発生による荒廃した世俗の世直しを目的に藩内で盛大に行われたとされています。
1873年(明治6年)の新暦採用を機に、年々七夕の風習は廃れ始めました。
しかし、昭和になってから大規模な七夕飾りが飾られるようになり、大勢の見物客で商店街は賑わうようになりました。
1947年(昭和22年)の昭和天皇ご訪問の際に、沿道に5000本の大規模な飾りつけをした竹飾りを並べ、「七夕祭り」が復活しました。

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旧暦7月7日にあたる8月7日を中日として、8月6日~8日までの3日間にわたって行われます。
仙台駅を中心とする商店街には、豪華絢爛で大規模な飾り付けがされます。高さ10m以上もの巨大なものも飾られます。
その周辺には、素朴な飾り付けのものが並び、風情を楽しむことができます。

東北の夏祭りの日程は?

東北には、「東北三大(夏)祭り」の他にも盛大に行われる夏祭りが沢山あります。
「東北五大夏祭り」は、「東北三大(夏)祭り」に2つのお祭りを加えたものです。
この2つのお祭りの日程などをご紹介します。

●山形花笠まつり:山形県山形市
(開催期間 2016/8/5~8/7)

山形は、江戸時代初期から紅花の産地として有名で、「山形花笠祭」は、その花飾りをあしらった花笠を手にし、踊って街を練り歩くお祭りです。
「ヤッショ♪マカショ♪」の掛け声と花笠太鼓の音が鳴り響き、人々は熱狂して踊りあかします。

●盛岡さんさ踊り:岩手県盛岡市
(開催期間 2016/8/1~8/4)

「さんさ踊り」は、三ツ石神社の伝説が起源といわれています。
夕闇せまる夏空に一発の号砲が轟くと、日本一を誇る一万の太鼓が打ち鳴らされ、輪踊りが始まります。

(三ツ石伝説)
その昔、南部盛岡城下に羅刹(らせつ)という鬼が現れ、悪さをして暴れておりました。
人々は、困り果て、三ツ石神社の神様に鬼の退治を願いました。
そこの神様である『三ツ石さま』は、その願いに応え、鬼を罰し、二度と悪さをしないという誓いの証として、
境内の大きな岩「三ツ石」に手形を押させました。
喜んだ人々は、三ツ石のまわりを「さんささんさ」と踊りました。

東北の夏祭りでおすすめは?

「東北五大夏祭り」にはなっていませんが、おすすめの夏祭りをご紹介します。

「八戸三社大祭」は、「青森ねぶた祭り」が全国的に有名なので、あまり知名度は高くありませんが、見ごたえのあるお祭りです。
「五所川原立佞武多祭り」は、近くからでは全体が見られないほど大きなねぷたが運行し迫力満点のお祭りです。

◎八戸三社大祭(はちのへさんしゃたいさい):青森県八戸市 
<開催期間 2016/7/31~8/4> 

およそ300年の歴史と伝統を誇り、国の『重要無形民俗文化財』にも指定されています。
毎年7月31日から8月4日までの5日間開催され、100万人以上の人出でにぎわいます。
東北地方最大級の神事であり、7月31日の前夜祭から始まります。
8月1日「御通り(神幸祭)」、8月2日「中日」、8月3日「御還り(還幸祭)」、8月4日が後夜祭という日程になっています。

「三社」とは、おがみ神社・長者山新羅神社・神明宮のことです。この三社の『神輿行列』と、神話や歌舞伎等を題材に制作された27台の『山車』が合同で巡行します。
高さ10m・幅8mにもなる巨大な山車が通るたびに、沿道から大きな歓声があがります。八戸のまちが独特の熱気に包まれます。
また、前夜祭(7月31日)と後夜祭(8月4日)では、27台の山車がライトアップされ、夜空に浮かび上がります。その幻想的な雰囲気に、祭りも一層盛り上がります。

◎五所川原立佞武多祭り:青森県五所川原市 
<開催期間 2016/8/4~8/8>

五所川原立佞武多(ごしょがわら たちねぷた)祭りは、高さが20mを超え、重さ15t以上もある山車が壮大に運行するのが魅力です。
大きな山車が「ヤッテマレ♪」の掛け声とともに街を練り歩きます。
立佞武多は、「青森のねぶた」と「弘前ねぷた」と並ぶ青森三大佞武多の一つで、明治中期~大正初期にかけての伝統民俗です。
また、「立佞武多の館」では、大型立佞武多を観覧することができ、製作現場も見学できます。

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まとめ

東北には壮大な夏祭りが幾つもあり、どれに行こうか悩みますね。
今回ご紹介した夏祭りは、数年かけてでも、すべて観ていただき
たいお祭りです。
ぜひ、ご参考になさってください。

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