子供が病気になったら、「代わってあげたい」と思う親御さんは多いでしょう。
病院に連れて行ったり、薬を飲ませたり、看病をしたり・・・。
出来る限りのことはやってあげられますが、本当、親に出来ることって限られてる
んですよね。
そんな中、もし、自分の子供が花粉症になってしまったら、一体どうしたら良いの
でしょうか?
「病院に連れて行ったほうが良い?」
「子供の花粉症ってどうしたら軽減できるの?」
「大人のとは何か違うの?」
などなど色々悩んでしまいますよね。
今回はそんな「子供の花粉症」について、発症した時の対処や軽減策について
見ていきましょう。
ご家庭で出来る花粉対策や、改善方法などもご紹介していきます。
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子供が花粉症でかわいそう~発症したらどうすればよい?
なんとなく「花粉症」というと、ある程度大きくなってから発症するようなイメージが
ありますよね。
私もそんな印象を持っていましたが、実は、近年「花粉症」になる子供が年々増加傾向
にあるんです。
鼻アレルギー診察ガイドラインによると、5~9歳で約14%、10~19歳では約31%
という結果が出ています。
これにより、「花粉症」の発症率は、子供も大人と大差がないことが分かります。
特にスギによる「花粉症」は、花粉が飛散する時期が、風邪やインフルエンザが流行する時
期と重なるため、素人では判断が難しいのが難点。
さらに、まだ小さいお子さんでは、自分の症状を具体的に伝えることが難しいため、より分
かりにくいのです。
スギ花粉が飛散する1月~4月頃に、お子さんが熱はないのにくしゃみや鼻水が止まらない
場合は、スギの「花粉症」かもしれません。
そこにプラスして目のかゆみなどあれば、「花粉症」を発症した可能性大です。
「花粉症」は、春だけでなく、秋も要注意です。
なので、出来るだけ早く医療機関でしっかり診てもらいましょう。
子供の花粉症を軽減するには?
お子さんが「花粉症」になった場合、まだ自分自身で対策するのは難しいでしょう。
ですので、お父さんお母さんや家族みんなが気を配り、花粉対策をしてあげる事が大切です。
さらに、早めにお医者さんに診てもらい、きちんとした治療を受けることで、花粉症の症状を軽減
することが出来ます。
異変を感じたら、なるべく早く病院に連れて行ってあげましょう。
また、「花粉症」だと分かったら、毎日花粉飛散情報をチェックしましょう。
そして、花粉の飛散量が多い日は、極力外出を控えた方がいいでしょう。
学校などでどうしても外に出なければいけない時は、服装にひと工夫です。
必須アイテムは、下記の通りです。
● 帽子
上から降ってくる花粉を防ぐ
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● マスク
花粉を吸い込みにくくする
● ウインドブレーカーなどのつるつるした素材の洋服
花粉が付きにくいので、花粉を家に持ち帰りにくい
また、花粉によってお肌が荒れてしまうお子さんも中にはいらっしゃいます。
花粉の時期は、お肌の露出にも十分気を付けてあげましょう。
子供の花粉症を少しでも改善したい!家庭でできることは?
お子さんが「花粉症」になってしまった場合、お家でも出来る限りのことはして
あげたいですよね。
帰宅後の手洗い&うがいも効果的ですが、日常の中で、出来る事はないのでしょうか?
● 掃除
花粉は重いので、下の方にたまります。
大人に比べて背の低いお子さんは、家の中でも舞い上がった花粉を吸い込んでしまいやす
いので、注意が必要です。
床に花粉がたまらないよう、こまめに掃除してあげましょう。
掃除の際も、花粉を舞いあげないようにしましょう。
ほうきは使わず、掃除機やぞうきん、お掃除シートなどを上手に使いましょう。
● 洗濯
洋服を洗濯する前に、まず、花粉を家に持ち込まないようにしましょう。
外から帰ってきたら、家に入る前に、洋服をよく払い、花粉を落としてから家に入るように
しましょう。
洗濯はいつも通りでいいのですが、花粉をつきにくくする柔軟剤などもあります。
そして、洗濯後の衣類を、外干しするのは極力控えましょう。
お布団も同様で、花粉のシーズンは布団乾燥機などで乗り切りましょう。
寝室には、空気清浄機や加湿器を設置し、窓を開けて換気しなくても綺麗な空気を保てるよう
にしましょう。
● 食事
「花粉症」には、「ヨーグルト」が良いと聞きますよね。
花粉シーズン前から数カ月間食べ続けていると効果がある、という話も耳にします。
ですが、お子さんが毎日欠かさず「ヨーグルト」を食べるのもなかなか難しいですよね。
なので、食事全体で考えると良いでしょう。
食事面で気をつける事は、とにかく栄養バランスです。
しっかりと栄養を摂って、体の免疫力を高めていきましょう。
さいごに
大人にとって「花粉症」は辛いですよね。
それが、お子さんなら本当に辛いものです。
鼻づまりによって睡眠不足になってしまい、日中の集中力が低下することもあります。
学校などに通う年齢のお子さんにとっては、日常生活を送るだけでも大変なものでしょう。
また、子どもの「花粉症」は、気管支喘息やアトピー性皮膚炎、食物アレルギーなどとも関わ
りがあるといわれています。
お子さんが「花粉症かも」と思ったら、早い段階でお医者さんに診てもらうのが良いでしょう。
そして、ご家庭で出来ることは、どんどん取り入れていきましょう。
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