寒くなってくると、さまざまな病気が流行りだすので、お子さんがいらっしゃるお母さん
にとっては心配な季節ですよね。
さっきまでいつもと変わらず元気そうにしていた子供が、急に体調が悪くなると心配になります。
特に心配になる症状のひとつに、『嘔吐』があります。
子供が『嘔吐』を繰り返すと、あたふたしてしまうこともあるでしょう。
今回は、そんな『子供の嘔吐』の対処についてご紹介します。
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子供が嘔吐したらノロウイルス?
お子さんが突然『嘔吐』したらどうしますか?
突然のことで、慌ててしまうことも多いでしょう。
しかし、ここは冷静に対処しましょう。
『嘔吐』の症状がある場合に考えられる病気としては、『急性胃腸炎』があります。
この『急性胃腸炎』には、”うつる”『感染性胃腸炎』と、”うつらない”『急性胃腸炎』が
あります。
”うつる”『感染性胃腸炎』には、『ノロウイルス』などがあります。
病院での受診前なら、『ノロウイルス』などの『感染性胃腸炎』の可能性も考えて感染予防
しましょう。
特に、2日以内に「牡蠣」を食べたなどの思い当たることがあれば、家族が感染しないよう
に予防に努めましょう。
感染予防するには、次のようなことが役立ちます。
● こまめに手洗い・うがいをする
● タオルを使い分ける
● マスクをする
もし、『感染性胃腸炎』なら、ウイルスを体内に入れないようにしなければいけません。
ウイルスは、手から口に入る場合が多いので、上記の方法が有効となります。
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『ノロウイルスの予防には手洗いが重要!家庭では?二次感染の予防は?』
そして、病院で受診しましょう。
この時期は、同時に『インフルエンザ』にかかっている場合もあるそうです。
なので、病院では、『インフルエンザ』の検査をされることもあるでしょう。
診察の結果、『感染性胃腸炎』か、”うつらない”『急性胃腸炎』かの診断をされるでしょう。
嘔吐した子供は胃腸炎かも
病院での受診の結果、”うつらない”『急性胃腸炎』だったら、「感染」の心配がなくなります。
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しかし、安心はできません。
『急性胃腸炎』でも、発熱や頭痛の症状を伴うこともありますし、『嘔吐』が治まらなかったり、
水分が摂れないなどの注意が必要な場合もあります。
特に、水分が摂れない場合は、点滴が必要となる場合もあり、再度病院に行かなければならない
こともあります。
”うつらない”『急性胃腸炎』でも、本人はとてもつらい思いをします。
しっかり、お子さんの様子を観察しましょう。
嘔吐する子供への対処は?
『嘔吐』する子供へはどのように対処すればよいのでしょう?
『嘔吐』を繰り返している間は、無理に食事を摂らせる必要はありません。
しかし、水分は摂らせるようにしましょう。
水分補給には、大塚製薬の『OS-1』などの経口補水飲料がよいでしょう。
なければ、白湯などを飲ませてあげましょう。
冷たい飲み物は、胃に負担をかけるので、常温のものか温かい飲み物が適しています。
食事を摂れるようになったら、最初は、「おかゆ」など消化のよいものを食べさせてあげま
しょう。
徐々に普段の食事に戻していけばよいですが、しばらくは、少なめの量しか食べられないか
もしれません。
その場合は、食材に工夫をするとよいかもしれません。
おすすめの食材は、『大根』で、胃にやさしい成分を含んでいます。
食べやすいスープや味噌汁に入れるとよいでしょう。
また、『嘔吐』が治まっても、腹部への刺激は避けた方がよいようです。
学校で体育の授業や運動部の活動がある場合は、見学したほうがよい場合があるので、病院で
の受診時に確認しておきましょう。
さいごに
最近の子供は、勉強や習い事・部活などで忙しいです。
頑張っている子供を応援しつつ、健康管理の大切さも教えていけたらよいですよね。
その前に、まずは『急性胃腸炎』をしっかり治し、体力を戻していけるようにサポートして
あげてくださいね。
そして、看病疲れでダウンすることがないよう、ご自身の体調にも気を付けてください。
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