【おせちの詰め方】仕切りは?重箱に詰める意味&きれいに詰めるコツ

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『おせち料理』は、お正月にいただく日本の伝統料理です。
最近は、家族の食べたいものだけを用意するというご家庭も多いです。
この場合でもおせちが重箱に上手に詰めてあると、新年をより特別感を持って迎えられます。
ただ、重箱によっては仕切りがないものもあります。
仕切りがないと詰めるのが難しいと感じる方もいらっしゃるでしょう。
そこで、おせちをきれいに詰めるコツを紹介します。
おせちを重箱に詰めることにも素敵な意味があるので、あわせてお読みください。

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【おせちの詰め方】仕切りはどうすればいい?

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おせちをご家庭で用意したのはいいけれど、重箱にどう詰めたらよいのか悩みますよね。
基本を押さえて、ご家庭に合った詰め方をすれば良いでしょう。

まず、各段に詰める料理の数は、吉数である「5・7・9」種類を盛り付けると縁起が良いとされています。

このとき、重箱に仕切りがついていないものもありますね。
仕切りは、やはりあった方が上手に詰めることが出来ます。

とはいえ、お弁当カップなどでは見栄え的にイマイチですよね。
なので、仕切りがない重箱でしたら、葉らんや笹の葉、小さな器を使うときれいに詰めることが出来ます。
小さな器は、100円ショップでも可愛いものが見つかりますよ。

そして、詰め方には、『三種盛り』、『四方盛り』など様々な詰め方があります。
代表的なもので、ご家庭で実践しやすい詰め方を紹介します。

●『三種盛り』
対角線を利用して、葉らんなどで3つに仕切った詰め方です。
大きな三角のスペースには、焼き魚などを入れると上手に詰めれます。

●『四方盛り』
対角線や「田」の字のように4つに区切った詰め方です。
色合いに気を付けて詰めましょう。
また、料理の数が偶数になりますが、南天などのあしらいを入れて奇数にすると良いです。

●『末広盛り』
中央に丸または四角に詰めて、そこから放射状に4つに区切ります。
真ん中には、小さな器を利用すると良いのですが、お重にキズが付かないように小さな紙などを敷いて入れましょう。

●『市松盛り』
「市松模様」をイメージした詰め方で、9つに区切ります。
料理の品数が多い「一の重」に適しています。

●『扇子型詰め』
扇のように曲線になるように詰めます。
煮物を詰める「三の重」に適した詰め方です。

【おせちの詰め方】重箱に詰める意味

『おせち料理』は、お正月に家族の健康などを願っていただきます。
最近は出来上がったおせちを購入することができますね。
販売されているおせちはどれもきれいに重箱に詰めてあります。
このおせちを「重箱」に詰めるのにも意味があります。

おせちを「重箱」に詰めるのには、
「めでたさを重ねる」
「福を重ねる」
との意味が込められています。

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『おせち料理』には縁起の良い食材が使われます。
これらを「重箱」に詰めて重ねることで、さらに縁起をかついでいるのです。

また、保存する際に、重ねて置くことで場所を取りません。
ほこりなどを防いで保存することが出来ます。
『おせち料理』は、数日間食べますよね。
「重箱」に詰めることで、保存しやすくするという意味もあるのです。


ところで、「重箱」は「四段重が正式」ということをご存知でしたか?
今では、家族の人数などにより「二段重」のご家庭もあるでしょう。
ですが、「三段重」が一般的となっています。

では、この段数についてみていきましょう。

おせち「四段重」

『おせち料理』を詰める「四段重」は、「一(壱)の重」、「二(弐)の重」、
「三(参)の重」、「与の重」となります。
「与の重」の「与」は、縁起が良くないとされている「四」に替わって使われています。

●「一の重」・・・「祝い肴」
・数の子
・ごまめ(田作り)
・黒豆などお屠蘇(とそ)と一緒にいただけるもの

●「二の重」・・・「口取り」、酢の物
・かまぼこ
・伊達巻
・昆布巻き
・栗きんとんなど甘めに味付けがしてあるもの
・酢の物】

●「三の重」・・・焼き物
・焼き魚やエビなどの海の幸が中心

●「与の重」・・・煮物
・山の幸を豊富に使った煮物

おせち「三段重」

つづいて、「三段重」にする場合の詰め方です。

●「一の重」・・・「祝い肴」「口取り」
「祝い肴」
・数の子
・ごまめ(田作り)
・黒豆など
「口取り」
・かまぼこ
・伊達巻
・昆布巻き
・栗きんとんなど

●「二の重」・・・焼き物、酢の物  
・焼き魚やエビなどの海の幸
・なます、酢だこなどの酢の物 ※「口代わり」と呼ばれます。

●「三の重」・・・煮物
・山の幸を豊富に使った煮物

おせち「二段重」

もし、「二段重」にするのであれば、

●「一の重」・・・「祝い肴」「口取り」

●「二の重」・・・煮物

として、あとは、お好みで振り分けると良いでしょう。



また、地方などによっては、「五段重」のところもあります。
この場合は、「四段重」+「空の一段」となります。
「五の段」には何も入れずに空っぽにしておきます。
これには、「将来さらに福や富が増えるように」との願いから、神様から授かった福を詰め
る場所として空けておきます。

最近では、お正月の過ごし方も多様化してきています。
ご家庭に合わせた「段数」で用意されると良いでしょう。

▼ 関連記事
『お正月におせち料理を食べる由来は?食材に込められた意味とは』

【おせちの詰め方】きれいに詰めるコツ

『重箱』に詰めるコツとしては、次のようなポイントがあります。

◆ 奥から手前にと詰めていく。
◆ 形が崩れにくいものを先に詰める。(かまぼこなど)
◆ 全体の高さが揃うように厚みのないものは重ねて盛り付ける。
◆ 海老や魚は頭を左に向ける。
◆ 仕切り(葉らんや器)を上手に利用して、味や香りが移らないようにする。

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さいごに

年に一度の特別なお正月。
素敵な1年になることを願って、おせち料理を美味しくいただきたいですね。
おせちを重箱に詰める意味を知ることで、さらに良い新年を迎える準備ができるのではないでしょうか。
伝統料理のおせちを家族で囲んで、楽しく新年を迎えてくださいね。

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